○ 実機レビュー (2010年 秋モデル)
  マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR i800SA6

G-Tune NEXTGEAR i800SA6マウスコンピューター様より、ゲーミングモデルG-Tuneの最新モデルの貸出をして頂きました。

マウスコンピューターは日本のパソコンメーカーで、市販のパーツを組み立てて販売を行っているメーカーですが、ドスパラやツクモのようなパーツショップが母体のメーカーではありません。
しかしかなり早くから BTO (受注生産、ユーザーによるパーツ選択)を行っていた実績のあるメーカーです。
また、日本で最初にゲーム専用の PCブランドを立ち上げたメーカーでもあり、それが「G-Tune」です。

今回お借りしたのはその G-Tune のハイグレードなモデルです。
CPU には今話題の6コア新型 CPU 「Core i7 970」を搭載し、ビデオカードに新型のハイクラス GeForce GTX 470 が使われたもので、ゲーム用 PC としては性能は申し分ありません。
その分、価格は高い訳ですが・・・ 昨今(2010年8月〜9月)の円高の影響でパーツを安く仕入れる事が出来たようで、モデルと価格の改定が行われ、以前よりも安くなっています。 時期的にもお得なモデルだと言えますね。

今回はこのモデルで使われている G-Tune のケース・本体の詳細と、新型6コア CPU 「Core i7 970」の能力、そしてゲームで実際に使用したときの性能などを中心にレビューしたいと思います。


マウスコンピューター/G-Tune
 パソコンの概要と外観、内部構造

G-Tune NEXTGEAR i800SA6「G-Tune」は「マウスコンピューター」のゲーミングモデル(ゲームPC)です。
マウスコンピューターは会社の知名度がそれ程でもないため、このG-Tuneというブランド名の方が有名だったりしますね。
G-Tune はゲーム向けの構成のパソコンや、特定のゲームに合わせた「推奨パソコン」の販売などをいち早く行っていたブランドですが、近年は推奨パソコンより、多くのゲームに対応できるパソコンを用意する方針に変えておられるようです。
ただ、FFXIV(ファイナルファンタジー14)の推奨認定モデルなどは用意されています。

現在(2010年モデル)の G-Tune のケースには、小型の LITTLEGEAR、中型の NEXTGEAR 、大型の MASTERPIECE の3種類がありますが、今回お借りしたのは中型の NEXTGEAR で、拡張性だけでなくデザインも重視されたものとなっていました。

前面パネルには綺麗な光沢処理が施されており、さらにこの前面パネルは片開きの扉になっていて、それを開くと中に CD/DVD ドライブとカードリーダーが装備されています。
ちゃんと内面部にもピアノブラックの光沢処理が施されており、扉もマグネットで「カチッ」と閉じるようになっていて、非常に高級感のある仕上がりとなっています。
以前に展示会で開発担当の方にお話をお聞きした時、「安っぽいものにはしたくなかった」と言われていたのですが、そうした考えが良く現れているデザインと言えます。

さらに中央の下部には青や赤に光るライト部分が用意されていて、このライトの色はとなりにあるボタンで変更することが出来ます。
ライトアップが行われるパソコンはいくつかありますが、こうした物理的なボタンでライトの色を変えられるものは珍しいですね。
ライトアップと言っても決して派手なものではないので、どんな部屋に置いても合うデザインと言えます。

お世辞抜きで、このクラスのパソコンとしては、デザイン的に最も優れているものの1つと言って良いでしょう。

実機レビュー




































G-Tune NEXTGEAR i800SA6 前面 G-Tune NEXTGEAR i800SA6 ライト部分
前面の扉を開けたところ。
中も光沢のあるピアノブラック光沢塗装です。
ライトアップは4色に変更可能。 どれも綺麗ですね。
左側の銀色のボタンでカラー変更、右側のボタンはパワースイッチです。

ケースの大きさは幅 19 cm、高さ 42 cm、奥行き 49 cm です。
一般のパソコンは横幅が約 20〜25 cm、高さが約 40〜45 cm、奥行きは約 50〜55 cm が一般的ですので、ほぼ標準と言えます。
前面の最下部には USB が2つと、イヤホン・マイクの端子があります。

背面部には6つの USB 端子の他に、主にビデオカメラで使う IEEE1394 端子、外付け HDD に使う eSATA 端子などが一通り用意されています。
端子の数と種類については問題ないと言えますね。

内部の様子は以下のようになっています。

G-Tune NEXTGEAR i800SA6 内部 G-Tune NEXTGEAR i800SA6 背面部

前面側に CD/DVD ドライブなどを入れるスロット(5インチベイ)が3つあり、その下部に 2.5 インチベイがあって、カードリーダーが装着されています。
その下には横向きに HDD (ハードディスク)を収納する HDD ベイ(3.5インチベイ)が、ぶら下がるように用意されています。
HDD ベイの下が空いているのは・・・ 通気性のためなのでしょうか?

この HDD スロットは正直言って、HDD が着脱しやすい形にはなっていませんでした
横向きで入れるのは良いのですが、固定具などがないため HDD の両側をネジ止めしなければならず、しかし片側のネジは HDD ベイ全体をはずさないと付けられません。
しかし HDD ベイは前面パネルにネジ止めされているので、まず前面パネルを外さないと HDD ベイの取り外しが出来ません。
でも前面パネルもはずし辛い構造なので、結果として色々な部分をバラさないと HDD の着脱が行えなくなっています。
この辺はデザインを優先したための難点でしょうか・・・ 困難という程ではありませんが、内蔵 HDD の着脱はあまり考えない方が良さそうですね。

また、もう1つ気になるのがエアフロー(通気性)で、前面側にケースファン(扇風機)が存在しません
吸気口はあるのですが自然吸気のみで、ケースファンは後部のみ。 CPU やビデオカードは主に側面の開口部から空気を取り込む形になっています。
よって冷却性がやや心配なのですが・・・ マウスコンピューターの解説文では、これでも十分な冷却は行えるとの事です。
でも、あまり暑い部屋の中で長時間使うのは避けた方がいい気はしますね。
ただ、前面ファンがないおかげで動作音が減っています
CPU ファンにも静音性に定評のあるクーラーマスター社のものが使われていて、全体的に静かなパソコンになっていますね

パッと見て、内部の様子で目立つのは・・・
銀光りして「鎌力」と漢字で書かれている、見た目からして豪奢な電源ユニットでしょう。
マニアからの評価も高い日本製の電源ユニットで、G-Tune は今年のモデルからこの高品質な電源ユニットを使うようになっており、パソコンのウリの1つにもなっています。
出力の安定性はもちろん、静音性が高い電源として知られていて、動作音が低いのはこれが使われているからでもあるのでしょうね。
電源ユニットはパソコンの寿命に直結する部分なので、確かにその品質は重要です。
電源からはかなり太いコードがたくさん伸びていたので、それらは結束バンドでまとめられ、5インチベイ(CD/DVD ドライブのスロット)の中に押し込まれていました。

G-Tune NEXTGEAR i800SA6 内部 G-Tune NEXTGEAR i800SA6 拡張スロット
「鎌力4」の字が目立つ電源ユニット周辺。
予備コードが多いので5インチベイに押し込まれている。
拡張カードは空きが4つ。
PCI Express x16 スロットは複数用意されています。

各種の拡張カードを取り付けるための「拡張スロット」は、ビデオカードの上に PCI Express x1 スロットが1つ、ビデオカードの下に PCI Express x16 スロットが1つ、普通の PCI スロットが2つ用意されています。
ビデオカードを取り付けるための PCI Express x16 スロットが複数用意されているのは、使われているマザーボード(MSI X58 Platinum、MS-7522)が ATI 社のビデオカード RADEON シリーズを2つ装着できる技術「Cross Fire」に対応しているためです。
まあ今回のモデルは GeForce シリーズのビデオカードが使われているため関係ありませんが、PCI Express スロットはビデオカード以外の拡張カードを付ける事も出来るので、拡張性はある方だと言えますね。
ただし、注文時に地デジチューナーカードやサウンドカードを取り付けてもらう事が出来るかどうかは、モデルによって異なります。
今回のモデル i800SA6 は地デジチューナーなどを付けた状態で送って貰うことは出来ないものでした。

今回お借りしたパソコン「G-Tune NEXTGEAR i800SA6」のパーツ構成は以下の様になっていました。

OS Windows 7 Home Premium 64bit 版
CPU Core i7 970 (3.2GHz、6コア)
メモリ DDR3 12GB
ビデオカード GeForce GTX 470 (EVGA 製、VRAM 1.2 GB)
HDD 1TB (製品名 Western Digital WD10EALS-00Z8A0
マザーボード X58 チップセット (製品名 MSI X58 Platinum、MS-7522
電源 750W 電源 (製品名 サイズ 鎌力4

パーツ構成、およびパーツの製品名は、あくまで今回の検証機に付いていたものですのでご了承下さい。
(時期により変わる可能性があります。 この辺りのパーツが使われるという「目安」として考えて下さい)

価格は約 23 万円という、かなり高価な構成です。
ただ、その価格の 1/3 は新型6コア CPU 「Core i7 970」によるものですね。
例えば CPU を Core i7 950 や Core i7 870 を使ったモデルにして、メモリも 6GB や 8GB ぐらいにすると、価格は約 13〜15 万円ぐらいになります。


 性能の検証(G-Tune NEXTGEAR i800SA6、Core i7 870)

G-Tune には様々な構成のモデルがあります。
以下の性能の検証は、あくまで今回お借りした NEXTGEAR i800SA6 の標準構成のものだと考えて下さい。

このモデルの構成の特徴は、なんと言っても6コア CPU の Core i7 970 にあると思いますので、まずそこを中心に見ていきたいと思います。
以下はパソコンの性能を測定する一般的なソフト PCmark 05 の結果です。
他のパソコンの性能も比較対象として掲載しています。

ツクモ G-GEAR GA7J-B23
2010年 夏モデル
ドスパラ Galleria HX
2010年 秋モデル
HP Pavilion HPE 290jp
2010年 夏モデル
G-Tune NEXTGEAR i800SA6
2010年 秋モデル
CPU Core i5 760
(2.8GHz、コア4つ)
Core i7 870
(2.8GHz、コア4つ)
Core i7 980X EE
(3.33GHz、コア6つ)
Core i7 970
(3.2GHz、コア6つ)
メモリ DDR3 4GB DDR3 4GB DDR3 12GB DDR3 12GB
VGA GeForce GTS 250 GeForce GTX 460 GeForce GTX 260 GeForce GTX 470
構成価格 約9万円 約13万円 約27万円 約23万円
ツクモ G-GEAR GA7J-B23/S ドスパラ Galleria HX G-Tune NEXTGEAR i800SA6

CPUCore i7 970 の性能(CPU Score)は、かなり高い数値が出ていますね。
以前検証した Core i7 980X EE よりはやや低めですが、さすがに最上位クラスの CPU だけあって高スコアです。
それに押されてか、グラフィックのスコアも 19000 を越えています。
テスト中のウィンドウの映像の動きも非常に早かったのが印象的です。

ただ、この測定で使った PCmark 05 というソフトの CPU テストは、同時に4つの処理までしか行われません。
Core i7 970 は 6 コアの CPU で 12 の処理を同時に行えるのが最大のウリです。
そこで多数の処理を同時に行う測定が可能な CINEBENCH というソフトで測定した結果も以下に表記いたします。

以下の表は、緑色が PCmark 05 のスコア青色が CINEBENCH(R11.5)のスコアです。
(過去に測定した他の CPU の性能値も含めています)

Core i7 980X EE 3.3Ghz x 6 (12) 11381
8.71

Core i7 970 3.2Ghz x 6 (12) 11075
8.24

Core i7 960 3.2Ghz x 4 (8) 5.48
Core i7 950 3.2Ghz x 4 (8) 10536
Core i7 920 2.6GHz x 4 (8) 9304
4.75

Core i7 870 2.9GHz x 4 (8) 10633
5.49

Core i7 860 2.8GHz x 4 (8) 10130
5.05

Core i5 760 2.8GHz x 4 9460
3.71

Core i5 650 3.3GHz x 2 (4) 9026
2.90

Core i3 530 2.9GHz x 2 (4) 7820
2.45

Core 2 Quad Q9650 3.0GHz x 4 9528
3.65

Core 2 Duo E8400 3.0GHz x 2 7460
1.80

※ x2 や x4 はコア数、(4)や(8)は同時に可能な処理数です。

CINEBENCH (青色のグラフ)は、CPU のスレッド(同時処理数)を常に最大に活用して計測を行います。
そのため 12 もの作業を同時に行える Core i7 970Core i7 980X だと非常に優秀な、それ以下を大きく引き離すスコアを出しています。

一方 PCmark05 (緑色のグラフ)は、同時に4つまでの処理しか行わず、1つや2つだけの処理しか行わなかった時のスコアも加味されます。
これだと上位の CPU でもそれほど大きな差は出ていません。

これらが実際の使用時にどの程度まで影響するかは、用途によります。
Windows の起動時はたくさんのソフトが同時に動くので、6コアの CPU の方が早く起動するでしょう。
多くのソフトをバックで同時に動かしたり、多数のサイトやウィンドウを同時に表示したり、動画やグラフィックの処理作業などを行う際にも、コア数が多いほど有利になります。
また Windows 7 は1つのソフトを動かす時でも、それが負荷の高いソフトなら複数のコアに処理を分散し、負荷を軽減しようとします。
ただし通常の使用において、全てのコアを常にフル活用し続けるという状況というのは、まずあり得ません。
実際の性能は前述の青いバーグラフと緑のバーグラフの中間ぐらいだと考えれば良いと思います。

グラフを見ると、Core i7 970 と、現在最高性能かつ最高価格の Core i7 980X の差は、あまりないように見えます。
ただ、この2つは値段にもあまり差がなくて、Core i7 980X が実売価格で 10 万円ぐらい、Core i7 970 は9万円ぐらいです。
Core i7 970 は Core i7 980X の価格を下げた廉価版という位置付けなのですが・・・ 実際のところ、あまり廉価じゃないですね。
Core i7 870 は3万円ぐらいなので、この性能と価格の差をどう考えるかでしょう。

ただ、6コア CPU にはやはり魅力があります。
この CPU を作っている Intel(インテル)社は、この発売に合わせて Xeon と呼ばれる業務用 CPU のモデルを多数廃止しているため、どちらかと言うと「業務用」(サーバーやワークステーション用)という位置付けなのかもしれません。



続いて、今回のパソコン「G-Tune NEXTGEAR i800SA6」で、ゲームをやった時にどのぐらい快適に動くかを調べたものを表記します。
比較対象として他のパソコンの測定結果も併記しています。

G-Tune NEXTGEAR i800SA6 ベンチマーク

※3D mark 06 はゲームではありませんが、世界標準と言える 3D グラフィック性能の測定ソフトです。
3D mark Vantage は最新の標準的な測定ソフトですが、スコアの差やブレが大きめに出るので目安程度にして下さい。

大航海時代 Online はノーマル測定です。 このソフトは 2D(平面)グラフィックの描画速度もスコアに影響する特徴があります。
どのベンチマークソフトも特に表記がない限り標準設定のままで測定を行っています。
目安として、大航海時代 Online は 300 以上、FFXI は 4000 以上、モンスターハンターは 3500 以上、バイオハザード5は 60 以上で快適です。

大航海時代 や FFXI などの古い 3D グラフィックのゲームは、もうこのレベルになると大きな差は出なくなります。
モンスターハンターやバイオハザード5などの新しいゲームだと、今回検証している NEXTGEAR i800SA6 はさすがに高いスコアが出ています。
昨年の最上位型であった2枚組のビデオカード GeForce GTX 295 を搭載したマシンより、全体的に高いスコアを出しています。

この結果を見る限り、性能重視の構成を選ぶ場合は、もう GeForce GTX 200 シリーズを選ぶ意味はないと言えます
今後 GeForce GTX 200 シリーズは値下がりすると思いますし、GeForce GTS 250 などのミドルクラスのものならコストパフォーマンスが良いので、価格の点では選択肢になりますけどね。

現在の 3D グラフィックのゲームの動作の基準と言える FFXIV のベンチマーク(性能測定)の結果は・・・
Core i7 970、GeForce GTX 470 という構成で 5580 という結果になっています。

G-Tune NEXTGEAR i800SA6 FFXIV

FFXIV のベンチマークのスコアの目安は以下の様になっています。

  • 8000 以上 : 非常に快適に動作します。
  • 5500 〜 7999 : とても快適に動作します。
  • 4500 〜 5499 : 快適な動作が見込めます。
  • 3000 〜 4499 : やや快適で、標準的な動作が見込めます。
  • 2500 〜 2999 : 標準的な動作が見込めます。
  • 2000 〜 2499 : ゲームプレイは可能ですが、負荷によってはやや重くなります。
  • 1500 〜 1999 : ゲームプレイは可能ですが、全体的に重くなります。
  • 1500 未満 : 動作困難です。 必要な性能を満たしていません。

とても快適に動作します」の範囲ですね。
このレベルに達しているパソコンは 2010 年秋現在、ほとんど存在しません

Core i7 970 と GeForce GTX 470 と言うかなりハイクラスな構成だからこそのスコアと言えます。
GeForce GTX 470 を使用していれば、CPU が低クラスのものでない限り、FFXIV のベンチマークスコアは 5000 を越えるようです。
5500 を越えているのは、CPU の Core i7 970 のパワーの分と言えるでしょうか。

ちなみに、GeForce GTX 470 は市場価格で4万円前後、1つ下の GeForce GTX 460 だと3万円前後ですがスコアは 4000〜4500 ぐらいのようです。
3D グラフィックのゲームに必要な性能については、こちらのページで詳しく解説しています。


 G-Tune シリーズのパーツ構成 / パーツ選択アドバイス

最後に、マウスコンピューターの G-Tune シリーズで選択可能なパーツの種類と、パーツ構成のアドバイスをしたいと思います。

G-Tune には小型の LITTLEGEAR、中型の NEXTGEAR、大型の MASTERPIECE の3種類のケースがあり、それぞれで選択出来るパーツの幅が異なります。
また、CPU が Core i7 900 シリーズのものか、Core i7 800 シリーズ及び Core i5 かで「マザーボード」が異なります。
旧型の CPU を使う安価なモデルもありますが、ここではオススメしません。

G-Tune の各モデル名は CPUビデオカード(グラフィックカード)HDDSSD の違いによって決められていますが、これらは選択後に変更する事も可能ですので、モデルごとに構成が厳密に決まっている訳ではありません。
電源ユニットは各モデルの初期構成に合わせたものが使用されます。

G-Tune の NEXTGEAR、MASTERPIECE で選択可能なパーツは以下の様になっています。
(2010年9月8日時点のものです)

OS (Windows) ・Windows7 の 32bit / 64bit 版を選択可能
※32bit 版だと使用できるメモリは 3GB まで
※64bit でも Home Premium だとメモリは 12GB まで。
CPU Core i7 900 シリーズを使うモデルは Core i7 950、970、980X から選択。
Core i7 800 / Core i5 のモデルは Core i7 870、875K、880 から選択。
Core i5 は Core i5 650 のみ。 Core i3 は小型モデルのみ選択可能。
ビデオカード、グラフィックカード GeForce GTS 250、GTX 460 / 470 / 480 が選択可能。
小型や安価モデルは GeForce GT 240 / 220 から選択。
RADEON HD 5770 / 5850 / 5870 のモデルもあり。
また、2枚組(SLI や CrossFire)のモデルもあります。
Memory メモリの種類は PC3-10600(DDR3-1333、昨今の一般的なタイプ)。
Core i7 900 シリーズのモデルは3枚組(トリプルチャネル)で使用。
Core i7 800 シリーズのモデルは2枚組(デュアルチャネル)で使用します。
3枚組では 3GB〜24GB まで選択が可能。
HDD 1TB〜2TB の容量を選択可能。 また、SSD も選ぶことが出来ます。
メーカーや高速型などの選択はなし。
HDD / SSD は2台まで選択できます。 RAID の設定はなし。
電源 選択できないモデルが多いですが、国産で高品質なものが使用されています。
80 PLUS 認証品出力も大きめのものが使われます。
500 W電源のモデルのみ 750 Wに変更可能。
その他 CD/DVD ドライブはブルーレイに変更可能
・地デジチューナーカードが選択出来るかはモデルによって異なります
サウンドカードの選択はなし
・マウスコンピューターはディスプレイメーカーの iiyama を子会社化したため
 iiyama のディスプレイとのセット販売があります。

ビデオカード(グラフィックカード)は近年発売されているものは一通り選択が可能です。
ただし RADEON の低価格なものは選べません。

CPU は Core i7 900 シリーズの場合、(2010年9月時点で) Core i7 950 / 970 / 980X の3種類のみ。
新型の Core i7 930 や 960 は選択にありませんので注意して下さい。
Core i7 800 シリーズなら最新型と言える 870 / 875K / 880 が各種そろっています。
私的には、やや古い Core i7 950 を選ぶのなら、Core i7 870 か 880 にするのをオススメします。

ただし Core i7 900 シリーズのものと Core i7 800 シリーズのものではマザーボードが違います。
それによりパソコンに付いている端子が変化し、(現行モデルでは)Core i7 800 シリーズの CPU を使う場合は IEEE1394eSATA と言った端子がないようなのでご注意下さい。
ただその分、マザーボードのグレードが下がるため、価格は安くなります。

なお、Core i7 875K は性能の調整(クロックアップ)が簡単に出来るマニア向けの CPU です。
手軽に性能を引き上げられる(具体的にはターボブースト時の倍率の変更が出来る)のですが、初心者の方だと危険も伴います。
しかしこれを選べるパソコンはあまりないので、この CPU を使ってみたい人には嬉しい点と言えますね。

HDD は2台まで。 SSD も選択可能で 40 GB、80 GB、160 GB のものが用意されています。
Windows は 32bit 版も選べますが、ビデオメモリが大きい GeForce GTX 400 シリーズを選択する人はメモリ上限の問題が生じるため、64bit 版にすることをオススメします
電源ユニットは選択は出来ませんが、高性能で容量が大きめのものが使われているため出力や品質の心配はないでしょう。

今回お借りした i800SA6 は CPU に Core i7 970 という最新6コア CPU が使われていました。
これは流石と言える性能は持っていましたが、価格が割高です。
価格も加味すると、私的にオススメのモデルは CPU に Core i7 870 が使われ、ビデオカードが GeForce GTX 470 になっている NEXTGEAR i300SA2 でしょうか。
これだと価格は約 13 万円、性能的にも十分です。 FFIXV 推奨認定パソコンの1つも、これと同じ構成です。
(ただ FFIXI 推奨認定パソコンは HDD の容量が大きく、スピーカーやブルーレイドライブも付いているなど初期構成が異なるため、初期価格は高めになっています)

なお、テレビが見れるようになる「地デジTVチューナー」は、Core i7 800 シリーズの一部モデルでしか選択できません。
Core i7 900 シリーズのモデルで地デジチューナーが選べない理由は不明ですが・・・ 拡張スロットはあるので、(技術力があれば)後から自分で付けることは可能なはずです。



以上、G-Tune NEXTGEAR i800SA6 のレビューでした。

「G-Tune」というブランドは私が知る限り、日本で最初の「ゲーム専用パソコンブランド」だったと思います。
だからこそゲーム用パソコンの選び方のアドバイスをしているこちらのページでも、G-Tune を「オススメ」としてきました。
現在は他にもゲーム用 PC に力を入れているメーカーが増え、「ゲーミングモデル」も一般化しつつあるため、選択肢は増えています。
しかしやはり G-Tune は用意されているモデルの構成から見ても、「良くゲームの事を知っているんだろうな」というのが見て取れます。
ゲームの事を知らない人間がゲーム用のモデルを作っても、どこかおかしい構成だったりしますからね。

NEXTGEAR のケースはデザインも重視されている設計ですが、そのため機能性の部分でやや劣る点もあるように思えます。
しかし何かに長じている製品の方が魅力がありますし、内部の拡張性とかは初心者の方にはあまり関係ない部分ですから、これはこれで良いと思います。
光沢のある美しいフォルムで、ライトアップもされる本体は、それだけで大きな魅力でしょう。
構成にもよりますが性能も十分なので、見た目と性能を両立した数少ないモデルと言えますね。

(販売価格はキャンペーンや時期・構成などで変動します。 下記リンク先で確認して下さい)

G-Tune NEXTGEAR i800SA6 G-Tune NEXTGEAR i800SA6 (ゲームPCブランド G-Tune)
※各モデルは新パーツの登場や価格の改定などで変更される場合があります。
  よって上記のリンクは G-Tune のトップページに移動します。


・マウスコンピューターの「ゲーミングモデル」のパソコンです
・CPU とビデオカード、HDD などの組み合わせによる各種モデルが存在
・iiyama のディスプレイとセットにする事も可能です
・G-Tune の MASTERPIECE モデルは、NEXTGEAR とはケースが異なります
・RADEON 使用モデル、グラフィックカードを水冷にしたモデルもあり

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