○ パソコンメーカーの比較・選択アドバイス


PCメーカーの比較と選択アドバイスこのページでは試用した各メーカーのパソコン、及びメーカーの担当者さまからお聞きした話を元に、各パソコンメーカーの特徴を出来るだけ解りやすく比較・解説しています
また、現時点(2015年)の各メーカーの動向と特徴なども記載しています。
末尾には初心者向けのパーツ選びのアドバイスも掲載しています。

パソコンを開発・販売しているメーカーはたくさんありますが、メーカーによって「特徴」や「得手不得手」があります
これを知らずにパソコンを買ってしまうと、思っていたのとは違うものを購入してしまったり、不必要に高い出費になってしまうことがあります。
パソコンのメーカーは大別すると「日本の大手電気メーカー」「パソコンショップが母体のメーカー」「海外系のメーカー」の3つに大別され、それぞれ開発傾向や設計思想が異なります。

後悔のないパソコン選びが出来るよう、メーカー選びの参考にして頂ければと思います。
実機レビュー

 パソコンメーカーの特徴

まずは簡潔に、各メーカーの特徴を「一行で」述べてみたいと思います。

  • ドスパラ (Dospara) (パソコンショップ系)
    ゲーム向けパソコンのシェアはトップクラス。 高性能なパソコンを安く手に入れたいなら定番の1つ。 最新パーツへの対応も早い。
  • マウスコンピューター / G-Tune (パソコンショップ系)
    デザインと高性能を両立、価格も安めで、ここ10年で急成長したメーカー。 ゲームにも強く、G-Tune は有名なゲーム PC のブランド。
  • パソコン工房 (パソコンショップ系)
    全国各地に支店があり、サポート体制に優れる。 マウスコンピューターと提携し、国産を強調。 ゲーミングモデルのフェイスを吸収した。
  • TSUKUMO (ツクモ電機) (パソコンショップ系)
    倒産したかつての定番メーカーが本格的に復活。 性能の割に安いのが特徴で、ドスパラと傾向は似ている。 やや中級者向け。
  • 日本HP (ヒューレット・パッカード) (海外メーカー系)
    他社より一回り小さい、作り込まれた本体が特徴で、デザインに優れる。 スリムタイプの PC では定番と言える。
  • DELL (デル) (海外メーカー系)
    安さで勝負。 コストパフォーマンスを最重要視するならここ。 ただ、ゲーム向けの「エイリアンウェア」は特殊で高価で高性能。
  • エプソン (EPSON) (国内メーカー系)
    近年は業務用の安価モデルが主力。 信頼性重視で、最新のパーツを使うより、こなれたパーツで使いやすい製品を作っている。
  • NEC (国内メーカー系、ノートパソコンと小型・一体型のみ)
    近年は映像や音楽などを重視した、家庭用の AV パソコンに特化している。 世界最軽量のウルトラブックが話題に。
  • 富士通 (国内メーカー系、ノートパソコンと小型・一体型のみ)
    一風変わった特徴のパソコンを作るメーカー。 ユーザーの年齢層が高め。 近年は Windows タブレットに力を入れている。
  • 東芝 (国内メーカー系、ノートパソコンのみ)
    高機能な重量級のノートが中心だったが、軽量薄型で高性能な国産初のウルトラブックを開発した。 種類が豊富
  • Panasonic (パナソニック) (国内メーカー系、ノートパソコンのみ)
    性能の良いビジネス向けのノートパソコンの定番。 軽くて丈夫でバッテリーが長持ち。 ただし価格はかなり割高。
  • Lenovo (レノボ) (海外メーカー系、ノートパソコンがメイン)
    中国系のメーカーで価格が安め。 ビジネス用のモデルに特化している。 堅牢で安定性の高い製品が中心。
  • ソニー (国内メーカー系、ノートパソコンのみ)
    不振により PC 部門を売却。 2014 年以降、ソニーの PC ブランド「VAIO」は、新たに設立された子会社が運用している。

基本的に、高性能なデスクトップパソコンが欲しいなら「パソコンショップ系」が良いでしょう。 ただ、サポートは「国内メーカー系」の方が良いです。
最後の4社はノートパソコンをメインにしているメーカーですが、それ以外のメーカーでもノートパソコンは扱っています。

以下では、各メーカーの特徴をもっと詳細に解説しています。



ドスパラ (Dospara) (パソコンショップ系)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル ○ ゲーミングモデル ◎ 小型モデル ○ ノートパソコン ○ 価格 ◎

ドスパラ
ドスパラ Galleria シリーズ

「高性能なパソコンを出来るだけ安い価格で手に入れたい」という場合、このドスパラに行き着くことが多いです。
母体がパーツショップであるため仕入れで有利なようで、BTO(ユーザーによるパーツ選択、カスタマイズ)で選べるパーツの幅が広く、最新のパーツもいち早く用意されています。
そのためパソコンの知識がある方に人気ですね。
一方で、マニュアルの作りが良く、PC ショップ系の中では比較的初心者向きでもあります

ゲーム向けのパソコン開発と販売に力が入れられており、多くのゲームメーカーと提携があります。
高いグラフィック性能が要求されるゲーミングパソコンに強いメーカーで、2010 年頃までゲーム用 PC のシェアでトップを維持していました。
近年はゲーミングモデルを扱うメーカーが増えたため、トップではなくなっているようですが、それでも上位です。

大きめのケースにパーツを組み込んでいて、デザインは普通。
見た目の特徴はあまりありませんが、汎用の大型ケースが使われているため扱いやすく、拡張しやすい本体になっています。
最近は特殊ケースや小型ケースも選べるようになっています。

スリムサイズやノートパソコンなども用意されていますが、パーツショップらしく、小型でも相応のカスタマイズが可能です。
ノートパソコンもビデオカード搭載型など、性能重視のものが多いですね。

ドスパラに関連した実機レビュー、及びインタビューは以下をご覧下さい。

ドスパラの担当者の方にお聞きした話
2015/5 : ドスパラ Galleria QF960HE(ゲーミングノート)レビュー
2015/5 : ドスパラ Diginnos Stick DG-STK1(スティック型PC)レビュー
2014/11 : ドスパラ Galleria XF(2014年秋)レビュー



マウスコンピューター / G-Tune (パソコンショップ系)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル ◎ ゲーミングモデル ◎ 小型モデル ○ ノートパソコン ○ 価格 ◎

マウスコンピューター / G-Tune
G-Tune NEXTGEAR シリーズ

近年急成長しているメーカーです。 社名は「マウスコンピューター」なのですが、社名をあまりアピールしない会社で、ゲーミングパソコンのブランド名である G-Tune の方が知られていました。
ただ 2010 年以降から急激に伸びていて、今はもう国内トップクラスのメーカーとなっています。

秋葉原に拠点を置く開発力の高いメーカーで、自社でケース開発を行っており、パーツも独自に改良しています。
よって特徴のあるマシンが用意されており、「そこらで売られているパーツとは違う」「うちのパソコンの方が信頼性がある」という「こだわり開発」がアピールポイントになっています。
性能だけでなくデザインにも気を配ったモデルが多く、静音性も重視されています。

ゲーミングモデル(ゲーム向けの PC ブランド)をいち早く立ち上げたメーカーであり、そのためゲーム PC の開発にも力が入れられています。
性能の割に安価なコストパフォーマンスの高いモデルが多く、秋葉原らしく最新技術も積極的に導入しており、上級者向けのカスタマイズモデルもあって、初心者から上級者まで幅広い支持を得ています。
国内の液晶ディスプレイ(モニター)のメーカー iiyama(イイヤマ)を 2008 年に吸収合併し、モニターと組み合わせた販売も行われています。

近年はノートパソコンや小型パソコンの開発も進められており、小型でありながらビデオカードを搭載したモデルが多いのが特徴です。

マウスコンピューター / G-Tune に関連した実機レビュー、及びインタビューは以下をご覧下さい。

マウスコンピューター / G-Tune の担当者の方にお聞きした話
2015/8 : G-Tune NEXTGEAR i640(BTO)(ゲーミングモデルを自分用にカスタマイズ)レビュー
2014/12 : G-Tune NEXTGEAR i850 PA3(超ハイスペックモデル)レビュー
2013/8 : G-Tune NEXTGEAR-MICRO(廉価型ゲーミングPC)レビュー



パソコン工房 (ユニットコム) (パソコンショップ系)
フェイス (ユニットコム) (パソコンショップ系)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル ◎ ゲーミングモデル ○ 小型モデル ○ ノートパソコン ○ 価格 ○

パソコン工房
パソコン工房 GS 用アルミケース

パソコン工房は大坂の電気街「浪速日本橋」を本社とするパソコンショップで、早くから BTO(ユーザーによるパーツ選択、カスタマイズ)を行っていた会社です。
全国各地に支店を持ち、それを活用した「サポート体制」がウリとなっていて、店舗ネットワークを利用した「パソコン修理業務」も行われています。
近くにパソコン工房の支店がある方なら、何かあった時に持ち込みや相談を行える利点があります。

2013年、親会社の「ユニットコム」がマウスコンピューターと業務提携しました。
以後、マウスコンピューターの生産拠点であった長野県の飯山工場で、パソコン工房の製品も作られるようになっています。
「国内生産」であることをアピールしており、それを解りやすく示すため「イイヤマ」のブランド名を強く推しています。

ゲーミングモデルを扱っていた「フェイス」や、秋葉原のパソコンショップ「TWO TOP」などを吸収しており、多様なモデルを扱っています。
一般向けはもちろん、業務用特化モデルや、「kabuパソ」と題した株取引専用パソコンなども用意しています。

パソコン工房の製品は、どちらかと言うと信頼性重視でした。
ただ、近年は最新パーツへの対応も早く、新技術のパソコンや、超ハイスペックモデルを用意することも増えています。

パソコン工房に関連した実機レビュー、及びインタビューは以下をご覧下さい。

パソコン工房&フェイスの担当者の方にお聞きした話
2014/8 : パソコン工房 15GSX8050 レビュー



TSUKUMO (ツクモ電機) (パソコンショップ系)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル ○ ゲーミングモデル ○ 小型モデル ○ ノートパソコン ? 価格 ○

ツクモ電機
ツクモ G-GEAR シリーズ

秋葉原を拠点とする「ツクモ電機」は、以前はパソコンマニア御用達と言える日本の中心的なパソコン&パーツショップでした。
しかし本社の事業拡大の失敗で、パソコン販売は好調だったにも関わらず 2008 年に倒産。 業務も縮小されます。
そのツクモがヤマダ電機の支援で 2009 年から再生を始め、2010 年からようやく本格的に復活しました。

2009 年の時点では BTO(カスタマイズ)に対応していないなど、本格復帰とは言えない状況だったのですが・・・
2010 年の夏から BTO を再開し、近年はパソコンやパーツの品ぞろえもかつてと変わらないものを見せています。
一度倒産して縮小されただけにサポートなどには不安があるのですが、マニアからの支持が厚かっただけに、やはり人気はありますね
ただ、モデルの種類は多くなく、マウスやドスパラ、パソコン工房などと比べると規模は小さめです。

パソコンショップの大手であるため最新パーツの導入が早く、価格も安めで、「高性能な構成のパソコンを安く購入できる」ショップの1つです。
以前はオプションパーツの種類が少なかったのですが、近年は解消されています。
ケースは大型で拡張性の高いものが使われており、オリジナルケースの開発も行われています。

やや古いのですが、ツクモ電機に関連した実機レビューは以下をご覧下さい。

2010/8 : ツクモ G-GEAR GA7J-B23/S レビュー



日本HP (ヒューレット・パッカード) (海外メーカー系)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル ○ ゲーミングモデル △ 小型モデル ◎ ノートパソコン ○ 価格 △

日本HP
日本HP h9 シリーズ

アメリカの大手パソコンメーカー「ヒューレット・パッカード」の日本支社。 DELL(デル)と並び世界トップクラスのシェアを誇るパソコンメーカーです。

世界的な大手企業であるため高い開発力を持っており、ケースや一部のパーツは自社で設計したものを使っています。
パソコンのコンセプトに合わせたケースを独自に作っているため、特徴的な本体構造を備えており、サイズが他社より一回り小さくなっています
デザイン性も高く、前面パネルには光沢処理などが施されており、高級感のある本体になっています。
外資系の企業ですが、日本のものは全て国内組立です。

中心となっているのはノートパソコンと、安価な家庭用/業務用モデルで、以前はハイスペックモデルはありませんでした。
しかし 2011 年から上位の CPU とビデオカードを搭載できるモデルが加わり、ゲームに向いたパソコンなども選べるようになっています。
2012 年からは水冷モデルも用意されました。
PC ショップ系の中では価格は高めですが、国内の家電メーカーよりは安価です。

どちらかと言うと HP はスリムサイズ(小型デスクトップ)のパソコンに優れているメーカーで、その分野では筆頭でしょう。
ディスプレイ(モニター)やプリンターなどの周辺機器も強いところで、コストパフォーマンスの高い製品を販売しています。
特にプリンターの世界シェアはトップです。

日本HPに関連した実機レビュー、及びインタビューは以下をご覧下さい。

日本 HP の担当者の方にお聞きした話
2014/2 日本HP 一般上位モデル ENVY 700-260jp レビュー
2012/3 日本HP 新型最上位モデル PC H9-1190jp "Phoenix" レビュー



DELL(デル) / ALIENWARE(エイリアンウェア) (海外メーカー系)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル ○ ゲーミングモデル ○ 小型モデル △ ノートパソコン ○ 価格 ◎
(エイリアンウェア): ゲーミングモデル ○ 価格 △

DELL Alienware
DELL Alienware シリーズ

世界トップクラスのシェアを持つ大手パソコンメーカー。
以前は世界 NO.1 のシェアを誇るメーカーでしたが、最近は後続に追い上げられています。

デルの特徴は、とにかく「安い」こと。 もちろん相応の性能も保持しており、「コストパフォーマンスの良さ」が最大の魅力と言えます。
元々は企業で使われるビジネス向けの安価なパソコンをメインとしていたため、現在でもビジネス用パソコンに関しては、デスクトップやノートを問わず「安くて良い品」が提供されています。
ただ、価格を安くするためにマニュアルは簡素になっていて、本体のカスタマイズ性も低く、上級者向けではありませんね。

サポートに関しては、以前は電話しても中国に繋がって話が通じないなど、評判は良くありませんでした。
しかしそうしたイメージを払拭するためか、日本国内のサポート体制を大幅に強化。 近年はむしろサポートの厚い企業になっています。

2011 年以降、業績の低迷もあって迷走していた感があったのですが、軽量小型のノートパソコン「ウルトラブック」や、タブレット型 PC で高い評価を獲得、現在はその方面を主力としています。
モニター一体型のパソコンにも力を入れるなど、高性能よりも機能性と安さが重視されています。

一方、ゲーミングモデル(ゲーム用途のパソコン)は、アメリカでゲーミングモデルを専門に扱っていた「Alienware(エイリアンウェア)」という会社を買収し、自社ブランドとして販売を行っています。
本来のデルとは全く違う性質のパソコンで、妥協しないゲーム向けの高性能を持ち、重くてデカくて高価、かなり特異な設計で、装飾もすごくてピカピカ光ります
日本の常識とはかけ離れた「アメリカンPC」と言えますね。

デル(DELL)に関連した実機レビュー、及びインタビューは以下をご覧下さい。

デル(DELL)の担当者の方にお聞きした話



エプソン (EPSON) (国内メーカー系)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル ◎ ゲーミングモデル △ 小型モデル ◎ ノートパソコン ? 価格 △

エプソン
エプソン Endeavor Pro シリーズ

国内の大手電子機器メーカー。 良くも悪くも「日本的な気質」を感じるメーカーです。

以前は高性能なパソコンを主力としていたのですが、近年は安価でビジネス向けのモデルを中心にしています。
安定性と信頼性を重視した設計になっていて、あえてトラブルの少ない「こなれたパーツ」を使い、無理に新技術を導入しようとしていません。
価格も安めで、「パソコンに詳しくない方でも安心して使っていけるモデル」であることを優先しています。

また現場の意見を反映したモデルも多く、例えば停電になってもデータを保持できるバッテリー内蔵のパソコンや、狭い机の上にも置ける手のひらサイズの超小型パソコン、古い機器も取り付け可能な新旧融合パソコンなどを用意しています。
これらは日本のビジネスシーンに特化したモデルと言えますね。

高性能なモデルも一応ありますが、エプソンの上位モデルは作り込まれている反面、価格は割高です。
現在そちらは主力になっておらず、 ビデオカードを搭載するゲーム可能なモデルもありますが、ゲーミングモデルという訳ではありません。
ただハードディスクをカートリッジで着脱できるなど、独自のアイデアを盛り込んだ製品も存在します。

国内メーカーらしく「ユーザーサポート」に優れており、パソコン雑誌のサポートランキングでは長年トップを維持し続けていました
マニュアルも詳細なものが用意されているため、初心者向けのメーカーであると言えます。
プリンターやスキャナの大手メーカーでもありますね。

エプソンに関連した実機レビュー、及びインタビューは以下をご覧下さい。

エプソンの担当者の方にお聞きした話



NEC (国内メーカー系、モニター一体型とノートパソコン)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル △ ゲーミングモデル × 小型モデル △ ノートパソコン ○ 価格 ×

展示会 NEC ブースの模様

日本最大の電子機器メーカーにして、かつての国内最大のパソコンメーカー。 現在は一般向けのパソコンのシェアは低下しています。
数年前までは高性能なモデルも販売していたのですが、その分野では新興メーカーに太刀打ち出来なくなったため、昨今はスリムタイプやモニター一体型などの小型パソコンに注力しており、性能もパソコンの基本性能ではなく、テレビや映画などを見られる AV(オーディオ・ビジュアル)方面の機能をアピールするようになっています。
そのため作業やビジネスには向かず、最新のゲームなども出来ません。

液晶画面やスピーカーは性能の良いものが使われており、デザインも優れています。 また、総じて小型なので置き場所には困りません
価格は、あまり高額なモデルは存在しませんが、性能を考えるとかなり割高です。

NEC のパソコンは「初心者向け」に特化している傾向があり、マニュアルや初心者用の解説書などが充実しています。
国内メーカーであるためサポートもしっかりしていて、パソコンのことを全く解らない方が初めて使う場合には向いていますね。

近年、超軽量さのウルトラブック(薄型ノート)を発表し、大きな話題になりました。
現在もさらに軽量化を進めており、手軽さを重視したノートパソコンが欲しいなら注目のメーカーです。 ただし処理速度はそれなりです。

やや古いですが、展示会で見かけた NEC ブースの模様については以下をご覧下さい。

2010/10 展示会レポート



富士通 (国内メーカー系、モニター一体型とノートパソコン)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル △ ゲーミングモデル × 小型モデル ○ ノートパソコン ○ 価格 ×

展示会 富士通 ブースの模様

日本の電機・コンピューターメーカーの大手。 国内では NEC と並ぶパソコンメーカーでした。
小型のデスクトップパソコンも扱っていますが、現在メインとなっているのはノートパソコンとモニター一体型、そしてタブレットです。

一風変わったパソコンを作る傾向があり、女性向けパソコンや、ナノイー(防菌・潤い)放出パソコン、立体視パソコンなど、見た人が驚くような製品を開発します。
これは開発力はあるのですが、基本性能と価格ではパソコンショップ系に敵わないため、独自の機能を備えようとしているためのようです。
そのため「なんてものを作るんだ」と呆れられることもありますが、最近はそれが多機能防水タブレットやノート/タブレット両用パソコンなどの開発に生かされており、その方面での好評に繋がっています。

一方でユーザーの年齢層が他のメーカーより高いため、高齢者や初心者向けのサポート/ソフトウェアを備えているのも特徴です。
最新パーツはあまり使われていませんが、これも「高齢者だと最新技術は使いこなせないから、無理になくてもいい」という考えのためのようです。
その辺もあってか、ビデオカードを搭載するようなハイスペックモデルはなく、ゲームなどには向きません。

価格は総じて高めですが、超長時間駆動ノートなど尖った特徴を持つものが多いので、プラスアルファの機能を持つパソコンが欲しい方には良いでしょう
富士通に関連した実機レビュー、及びインタビューは以下をご覧下さい。

富士通の担当者の方にお聞きした話
2012/12 富士通 STYLISTIC QH77/J 実機レビュー
2012/8 富士通 LIFEBOOK SH76 実機レビュー



東芝 (国内メーカー系、ほぼノートパソコンのみ)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル − ゲーミングモデル − 小型モデル △ ノートパソコン ◎ 価格 ×

東芝製、大型ノートとウルトラブック

日本の大手家電メーカーの1つ。 ノートパソコンの「Dynabook」(ダイナブック)がメインです。
以前の東芝のノートパソコンは高性能・高機能を追求したものが多く、大型で重量級の製品が多かったのですが、最近は小型のものが中心です。
2011年には新規格の軽量薄型ノートパソコン「ウルトラブック」を日本で始めて開発し、大きな話題となりました。
2015年になっても、その分野では国内トップを走っています。

テレビ視聴も可能な大型 AV パソコンから、小型ビジネスモデル、軽量のウルトラブックまでラインナップの幅が広いメーカーです。
モデルによって特性が大きく異なり、特化型の製品が多い傾向です。

価格は多機能なため高額ですが、ノートパソコンは国内家電メーカー製の方が作りがしっかりしており、耐久性やセキュリティも高く、安心感があります
一般向けのデスクトップは扱っていませんが、2014 年からはモニター一体型のパソコンも販売するようになりました。

「処理性能が高く、信頼性のあるノートパソコンが欲しい」という場合は、東芝製が向いています。
東芝のパソコンの実機レビューは以下をご覧下さい。

2013/6 東芝 dynabook KIRA V832 実機レビュー
2012/7 東芝 ウルトラブック Dynabook R632 実機レビュー



Panasonic(パナソニック) (国内メーカー系、ノートパソコンのみ)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル − ゲーミングモデル − 小型モデル − ノートパソコン ◎ 価格 ×

展示会 Panasonic ブースの模様

日本の最大手家電メーカー。 旧「松下電器」「ナショナル」です。
一般/ビジネス向けのノートパソコン「Let's note」(レッツノート)を販売していて、その特徴は高性能・小型・軽量・丈夫・長時間バッテリー、そして価格が高いこと。
つまり「コスト度外視で品質を追求したノートパソコン」です。
高性能と言っても「ビジネス向けの小型ノートパソコンとしての性能」なので、ゲームが出来たり、映画やテレビを高画質で見られるような性能ではありません。

ビジネス向けノートパソコンとしては最高峰で、サイズは大きくても 14 型まで。 重量は非常に軽くなっています。
バッテリーはどのモデルも8時間は持つようになっていて、落としたり水をこぼしても壊れにくい設計になっているなど、パナソニックの技術力が惜しみなく使われています。
ただし他社のノートパソコンと比べるとかなり割高で、「値段は問わないから使い勝手の良いものが欲しい」という人向けですね。

どんどん新モデルが登場するのもレッツノートの特徴で、そのため買うタイミングが難しいという側面も。
一方、デザインが良くて軽いものが多いため、女性に人気があります。

パナソニックは工場や過酷な環境での使用を想定した、耐衝撃・防塵・防滴型の「タフブック」なども開発しています。
Panasonic(パナソニック)に関連したインタビューは以下をご覧下さい。

パナソニックの担当者の方にお聞きした話



Lenovo (レノボ) (海外メーカー系、ノートパソコンがメイン)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル △ ゲーミングモデル △ 小型モデル ○ ノートパソコン ○ 価格 ○

展示会 Lenovo ブースの模様

レノボ(聯想集団)は中国のメーカーですが、2004 年にアメリカの大手コンピューター企業「IBM」のパソコン事業を買収、そのため設計思想や特徴は IBM のものを受け継いでいます。
その特徴は「ビジネス向けに特化し、ビジネスに要求される信頼性と安定性を最重要視する」というもの。
よって扱っているパソコンは最新の性能ではありませんが、安定性の高いパーツを使用し、本体も頑丈で壊れにくい設計となっています。
ビジネス向けのため価格は安めで、デスクトップよりもノートパソコンがメインであり、家庭ではなく企業での使用を想定して作られています。

一時期大流行し、その後にブームが去った「ネットブック」の開発を最後まで続けていて、性能が低くても快適に使える工夫をこらした製品を販売していました。
現在その技術はミニノートやタブレットに生かされています。
一方で「IBM 時代から使い続けているユーザーが多い」という理由から、キーボードなどのインターフェイス部分は出来るだけ変えず、昔ながらのスタイルを維持し続けています
特にキーボードは評価が高いですね。

2013 年からは高性能のゲーミングモデルなども販売していますが、あまり本腰を入れていません。
ビジネス向けのノートパソコンやミニノートで、出来るだけ安価なものが欲しい場合は Lenovo が合っているでしょう。

Lenovo(レノボ)に関連したインタビューは以下をご覧下さい。

レノボの担当者の方にお聞きした話



ソニー (国内メーカー系、ノートパソコンのみ)

独自評価 : ビジネス/一般用モデル − ゲーミングモデル − 小型モデル − ノートパソコン △ 価格 ×

日本の大手電機メーカーの1つ。 ノートパソコンの VAIO(バイオ)シリーズがメインです。
多彩なモデルがあり、ビジネス向けはもちろん、デザイン重視の女性向けや、映画やテレビが見れる AV 型などもありました。

ただ耐久性の評価が低く、OS(Windows)に独自に手を入れていたため安定性にも問題があり、ビジネス用途では敬遠されていました。
高級志向で高機能なモデルが多く、そのぶん価格が高かっため、一般向けとしても苦戦し、2014年2月にソニーはパソコン事業の売却を決定します

2014年7月、事業を引き継いだ「VAIO 株式会社」が設立され、VAIO は新たなスタートを切りました
しかしモデルの種類は大幅に減らされており、この分社化の影響が今後どう出るかは、まだ未知数です。



最初に述べたように自分の用途に合わせたメーカーを選ぶことが大切です。
「自分はパソコンを使って何がしたいのか?」「買ったパソコンを主にどういう用途で使う予定なのか?」
それが漠然としている人は、まずそこを考えましょう。

また基本として、大きさに余裕があるデスクトップの方が、ノートパソコンより性能が良く(高性能なパーツが使え)、同性能なら価格は安くなります。
つまり持ち運ぶ必要がないならデスクトップの方が、ノートパソコンよりコストパフォーマンスに勝ります
なお、モニター一体型は中身はノートパソコンと同等なので、性能的にはデスクトップではありません。

持ち運びが必要な場合はノートになりますが、運びやすさを重視するのか、バッテリー駆動時間や処理性能を重視するのか、それともコストパフォーマンスか、その辺をまず考えましょう。

デザインやサイズなども加味しつつ、自分に必要な特徴を備えているメーカーの中から、予算に合ったものをチョイスするのが良いですね。


 パソコンのパーツの選択アドバイス

以下は、近年のパソコンの購入時に初心者の方が良く疑問に思う点をまとめたものです。
パソコンにあまり詳しくない方は参考にしてみて下さい。 解答は全て 2015 年時点を基準としています。

OS (Windows) ・OS(Windows)はどれを選べば良いの?

現在の最新ウィンドウズは「Windows 10」です。
ただ、長年「Windows 7」が愛用されてきたため、多くのソフトは Windows 7 での使用を想定しており、Windows 10 に対応していない場合もあります。
Windows 8」はタッチパネル(直接触って操作できる画面)に最適化されており、使い方が従来のものとは大きく異なっています。
タッチパネルを使わない場合は「Windows 7」の方が使いやすいです。

このような状況のため、2015 年現在、市場には「Windows 7」と「Windows 8」と「Windows 10が混在しています

どれが良いかは一概には言えませんが、Windows 10 は Windows 8 の機能も含んでいるため、Windows 8 を使うなら 10 の方が良いでしょう。
実際の現場では Windows 7 の方がまだ主流なので、10 と 7 のどちらが良いかは難しいところ
ただ、タッチパネルを使うモニターがある、タブレットで使う、将来的そういう環境で使うので慣れておきたい、という場合は Windows 10 の方が良いでしょう。

バージョンは、どれを選べばよいか解らない方は「Home Premium」(ホームプレミアム)を選んで下さい。
他に「Professional」と「Ultimate」がありますが、これらは専門的なビジネス用の機能が盛り込まれたものであり、相応にパソコンやネットワークに詳しくないと使いこなせません。
少なくとも Windows のバージョンをどれにすれば良いか悩んでいるレベルの人が、活用できるようなものではありません。
ただし Windows 7 の HomePremium は 2014 年 10 月に販売終了しているので、現在は Professional 版しかありません。(価格が 3000 円ほど高くなります)

また、Windows には 32bit 版と 64bit 版があります。
これは周辺機器の対応と後述する「メモリ」の最大搭載量に影響します。

32bit 版は約 3GB までしかメモリを活用できないので、それ以上のメモリを搭載しても無駄になります。
しかし以前からあるタイプなので、古い周辺機器でも問題なく使えます。

64bit 版はメモリを多く活用できますが、新しいタイプなので対応していない古い周辺機器が使えない場合があります
しかし最近は 4GB 以上のメモリを搭載することが一般化しており、ビデオカードのメモリ(ビデオメモリ、VRAM)も増え続けています。
高性能なパソコンを使いたい人や、新しいビデオカードを搭載したい人は 64bit 版を選択して下さい。

よく解らない方は、今はもう 64bit 版を選んでおいて構いません

なお 64bit 版だと動かないソフトがあるという話もありますが、実際にはそうしたケースは、最近はまずありません。


Memory ・Intel の CPU と AMD の CPU、どっちが良いの?

CPU を作っている会社には、Core i7 や Core i5 などを作っている Intel(インテル)社と、A10 や FX などを作っている AMD 社があります。
他にもありますが、一般的なパソコンでは、ほぼこのどちらかのメーカーの CPU が使われています。

この2社は長年のライバルですが、常に Intel 社が一歩リードする状態が続いていました。
Intel 社の CPU は安定性が高く、性能も一回り上で、AMD 社はそれに対して価格を下げることで対抗していました。
AMD 社の CPU はどちらかと言うとマニア向けであり、あまり初心者向けではありません。

現在のパソコンの CPU は、Intel 社の「Core」というものが一般的です
安いパソコンには「Pentium」や「Celeron」という CPU が使われていますが、これらも Intel 製です。

一方、AMD の CPU は失敗が続き、近年ようやく「A10」や「A8」、「A4」という CPU が普及し始めましたが、性能は Core より低く、安価なパソコン向けです。
コストパフォーマンスは良いのですが、やはりマニア向けと言った感じですね。

ただ、AMD は グラフィックカード(ビデオカード)の「RADEON」シリーズを製造しているメーカーでもあります。
そのため RADEON を搭載しているパソコンには、相性の良い AMD 社の CPU が使われるケースも多いです。
しかしこの場合でも、その意味や利点を理解している人向けと言えますね。


Memory ・メモリはどのぐらいあれば良いの?
・デュアルチャネルって必要?

メモリ」とはパソコンが使うデータを一時的に記録しておく部分で、ここの性能が低いと長時間パソコンを使っている時や、負荷の大きいソフトを使っている時、たくさんのソフトを同時に使っている時などに、動作が不安定になる場合があります。

現在最新のウィンドウズ「Windows 7」はメモリが 2GB 以上ないと快適に動かないとされているので、メモリは最低でも 2GB のパソコンがほとんどです。
一般的には 4GB から 8GB を搭載することが多く、これで特に不都合はありません。

メモリには DDR2DDR3 などの種類がありますが、近年のメモリは最新型の DDR3 でほぼ統一されています。
(もし DD2 のパソコンがまだあるとしたら、それは古いパソコンか、安くするために古い在庫パーツで作ったパソコンという事になります)

最近のメモリは同じ製品を2枚1組で使う「デュアルチャネル」や、3枚1組で使う「トリプルチャネル」という技術で使うのが基本となっています。
よってメモリは2の倍数か3の倍数で搭載することになります。 メモリを4枚1組で使う「クアッドチャネル」も登場しています。

どれになるかは、使用する CPU とマザーボードによって決まります
初心者の方はよく解らないと思いますが、一部の最上位 CPU 以外はデュアルチャネル(2枚1組)だと思っておけば良いでしょう。

デュアルチャネルの場合、メモリは2の倍数で搭載するため、「3GB 搭載」という選択は出来ません。
デュアルチャネルやトリプルチャネルの効果は使用するソフトウェアによって違い、普段はあまり影響ありませんが、ゲームや画像加工、動画編集などの重いソフトウェアを使用する場合には影響が大きくなります。
まあ使う上でのデメリットはないので、基本的には使うものだと思っておきましょう。

メモリは「このぐらいあれば快適」という目安がなく、たくさん搭載しても効果を体感し辛いのですが、あればあるほど動作が安定する事は確かです。
ただ、「どのぐらいが良いのか解らない」という人は、基本的に増量する必要はないでしょう。
少ないと困りますが、普通は最初に用意されている量で問題なく、ハードに使うのでない限りそんなに大容量は必要ありません。


HDD ・ハードディスク(HDD)ってどのぐらいあれば良いの?
・SSD って使った方が良いの?
・SSD ってすぐ壊れるの?

ハードディスク(HDD)はデータを記録するパーツです。 この容量が大きいほど、たくさんのデータを入れられます。

どのぐらい必要かは用途によるので、一概には言えませんが・・・
近年一般的には、デスクトップパソコンなら 1TB(1000GB)、ノートパソコンなら 250GB〜500GB 搭載をする場合が多いですね。
仕事で使うだけなら 100 GB でも十分と言えますし、近年の HDD は急速に大容量化が進んでいるので、それほど容量で困ることはなくなっています。

趣味で使うなら出来るだけ多い方が良いのですが、それでも 500GB〜1TB あれば余裕と言えます。
ただしそのパソコンで動画をたくさん集めたり、ビデオカメラで撮影した映像を入れたり、テレビの録画をしたい場合など、動画・映像を多く保存する場合は出来るだけ多くの容量が必要になります。
簡単に追加できる「外付け HDD」で補う手もありますけどね。

HDD はパソコンの中でもっとも酷使されるパーツなので、耐久性も必要になりますし、製品によって速度にも違いがあります。
ただ、このページで取り上げたような主要なパソコンメーカーなら、定番の大手企業のものを使っているので、製品の違いについて初心者の方があまり気にする必要はありません。

SSD は近年登場した、超高速のデータ記録装置です。
これを使うとパソコンの速度がかなり向上するため注目を集めていますが、価格が高く、容量も少なめです。

一般の方は無理に SSD を使う必要はなく、マニアやゲーマー向けと言えるでしょう。
ただ、「小さい」「軽い」「衝撃に強い」「消費電力が少なめ」「発熱が少ない」など多くの長所があるため、ノートパソコンでは利点が多いです。
Windows の起動なども速くなるので、お金に余裕がある人ならあった方が良いと言えます。

SSD はデータの記録回数に上限があって、「将来必ず壊れる」という問題があります。
ただ、この話がヘンに一人歩きして、初心者の方の中には「SSD はすぐ壊れるんだ」と思っている方も多いようです。

実際には SSD の寿命は技術の改良によって向上していて、5年以上は普通持ちますし、最近は「10 年保証」のものも出てきています。
また、Windows 7 や 8 は SSD の寿命を出来るだけ延ばすような使い方をしてくれます。
初期の SSD は確かに色々と問題もあったのですが、現在は「過剰に気にする必要は無い」と考えて良いでしょう。


電源 ・電源は出力が大きい方が良いの?
・出力が大きいと電気代がかかる?
・80 PLUS 認証ってあった方が良い?

近年急に注目を集めているのが「電源ユニット」。 パソコンに電気を供給する部分ですね。
このパーツは選べるメーカーと選べないメーカーがあります。
選べるかどうかは本体の大きさにも左右されます。(最近は徐々に選べるメーカーが増えています)

必要になる電源ユニットの大きさ(出力)は、使用されるパーツによって決まります
ですから BTO(ユーザーによるパーツ選択、カスタマイズ)での発注の場合、そのパソコンで可能な最大の構成に合わせた電源が最初から選ばれている事が多いです。
(ショップやメーカーの中には、選択したパーツに応じて自動的に電源が変更されるところもあります)

基本的に、高性能なパーツは消費電力も大きいので、高性能なパソコンほど電源ユニットも高出力なものが必要になります
ただ、要は「出力が足りていれば良い」ので、必要以上に大容量のものを搭載する必要はありません。

「後からパーツを追加する予定がある」「今後高性能なパーツに入れ替える可能性がある」という場合には、それを見越して大容量のものを選んでおく方が良いですね。
また、電源ユニットの出力は経年劣化によって徐々に落ちたりするため、出来れば大きめの出力の方が安心できます。
でも最近は品質が向上して、容量も大きめになっているので、劣化については昔ほど気にする必要はありません。

なお、パソコンは常にフルパワーで動いている訳ではなく、普段はパワーをセーブして動いていて、その時は消費電力も低くなります。
決して「出力が大きい=常に消費電力が大きい」という訳ではありません

近年電源ユニットが注目されるようになったのは「80 PLUS 認証」というものが始まったからです。
これは「エコ・省エネの基準」で、この認証を受けているものは電気を効率よく使えるため、若干の省エネになるのです。
だから認証を受けていた方が良いのですが、認証を受けるには色々と手続きも必要になるため、自社で電源を作っているメーカーだと「申請すれば認定されるけど、わざわざ認証を受けていない」という場合もあります。

電源ユニットのトラブルはパソコンの故障の原因としてはもっとも大きなものの1つなので、大手メーカーほど電源の品質には気を配っています
よって特に国内の大手メーカーの場合は、80 PLUS 認証の有無に関わらず、電源ユニットの品質や耐久性は高いと考えて良いでしょう。



以上、パソコンメーカーとパーツの比較解説、及び選択のアドバイスのまとめでした。
パソコン選びの際に参考にして頂ければと思います。

当サイトでは他にもレビューやインタビュー、パーツ解説などを行っていますので、またご覧頂ければと思います。

 PC ハードウェア 初心者の館 (初心者向けハードウェア解説)

PC ハードウェア初心者の館 実機解説編 (レビューやインタビューを掲載)
3D グラフィックのゲームをやるためのパソコンアドバイス


最後に・・・ 少し、「格安パソコン」について。

パソコン関連のサイトやレビューを行っているため、初心者の方から「このパソコンは良いでしょうか?」という形で「激安パソコン」の評価を聞かれる事があります。
小さなパソコンショップや個人運営のパソコン販売サイト、及び Yahoo オークションなどで売られているような、3万円や4万円で扱われているパソコンですね。

こうしたパソコンは、確かにお得な構成になっていることもあります。
ただ、基本的に「性能の良いパーツ、品質の良いパーツというものは、値段も高い」です。
逆に言うと、「安いパソコンはどこかに値段を安くするためのしわ寄せが来ている」訳です。
安いなら安いなりの理由があります。 でないと売っている方だって赤字ですからね。

こうしたパソコンを「良いですか?」と質問されても、「良いです」とは答え辛いです。 なぜならどこに安物や中古が使われているか解らないからです。
中古パソコンの場合、ハードディスク(HDD)や電源ユニットには「経年劣化」がありますから、なおさら評価し辛いです。

もちろん品質は高いけど型落ちして安くなったパーツを使って、コストパフォーマンスの良いパソコンを組み立てている、見所のあるショップや製品もあります。
ただ基本的に「格安パソコン」にはリスクがあると考えておくべきでしょう。

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