○ 実機レビュー (2013年 春モデル、高性能型デスクトップPC)
  マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO レビュー

マウスコンピューターのゲーミング PC ブランド「G-Tune」の人気機種「NEXTGEAR-MICRO im520」を試用できる機会がありましたので、そのレビューをお届けいたします。
※現在の NEXTGEAR-MICRO は CPU とマザーボードが新しくなった im550 / im560 になっています。 ケース等は im520 とほぼ同じです。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICROこのモデルは非常にコストパフォーマンスに優れており、ゲームが出来るパソコンを安く手に入れたいと思っている方に大人気で、マウスコンピューターの営業の方も数年前から「こればっかり売れてしょうがない」と言っている程のモデルです。

下位の製品ながら費用対効果の高い CPU と、性能と価格のバランスの良いミドルクラスのグラフィックカード(ビデオカード)を搭載することで、安価でありながらゲームをプレイする用途においては価格以上の性能を発揮する構成になっています。
基本構成で 59850 円と、ギリギリながら5万円台を維持し、それでいて各種のゲームを快適にプレイできる性能を備えているため、多くのゲームユーザーの支持を集めてきました。

さらにゲーミングマシンとして最適化されたオリジナルの本体ケースは「これでもか」というぐらいに通気性が良く、内部もできる限り熱が籠もらない設計になっていて、ゲームプレイ中の安定動作を考え抜いた構造になっています
今年のモデルは前面パネルをワンタッチで外して掃除できるなど、メンテナンス性も高められました。

もちろん一般用途に使うことも十分に可能で、グラフィック性能が良いため映像などを見るのにも最適。
デスクトップのパソコンですから下位の CPU とは言え、そこらの高額ノートパソコンに負けないぐらいの処理能力も持ちます。

今回試用したモデルはオンラインゲーム「信長の野望 Online」の推奨モデルで、69930 円からの製品です。
信長の野望 Online は 3D グラフィックが使われた大規模なゲームで、もっと上位の推奨モデルもあるのですが、今年で 10 周年を向かえるゲームであり、最新の構成でなくても動きます。
そのため今回はあえて、約7万円の安価な構成のモデルを選びました。

この安価ながらコストパフォーマンスに優れたモデルで、実際にどのぐらいの性能を発揮するのか、ゲーミングモデルらしい設計とはどのようなものなのか、その辺を中心にレビューしていきたいと思います。


マウスコンピューター/G-Tune マウスコンピューター/G-Tune
 パソコンの概要

今回扱う「マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO」は、ゲーミングブランド G-Tune の3つのデスクトップモデルの中では下位の製品になります。
下位と言っても前述したようにコストパフォーマンスが重視されていて、かつ「ゲーミングモデル」なので、「安くて快適にゲームが楽しめる」というパソコンになっています。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 外観

ケースはマウスコンピューターのオリジナルです。
マウスコンピューターは相応に大きなパソコンショップであり、ケースやパーツの自社開発や、市販パーツの独自改良なども行われています。
秋葉原を拠点とするメーカーなので、結構マニアっぽいこだわりの開発をするところで、その辺はこのマシンでも見て取れますね。

CPUIvy Bridge と呼ばれる 2012 年型のもので、ビデオカード(グラフィック機能)GeForce GTX 650660 という 2012 年発売のものが使われています。
2013 年の最新パーツではないのですが、最新の CPU やビデオカードを使っても性能はそれほど大きく上がらず、その一方で価格は跳ね上がるため、このモデルでは費用対効果の高いパーツが優先されています

なお、これら Ivy Bridge や GeForce GTX 650/660 はいわゆる「定番のパーツ」であり、主流の製品です。
安いパソコンにはマイナーな(安定性に問題のある)パーツが使われている事もありますが、G-Tune に関してはそういうことはありません。

Windows は 7 と 8 の両方を選べ、使用するパーツも選択可能です
CPU は Core i5 や Core i7 などの上位のものに変更可能で、SSD や HDD の追加、地デジチューナーの追加なども行えます。
ただしビデオカードはこのモデルの場合、GeForce GTX 650 か 660 のみで、それ以上のものを選びたい場合は他のモデルにする必要があります。

信長の野望 Online」推奨モデルの場合、ゲーム内で利用できる特典と 30 日間のプレイチケットが付加されます。
他にも「モンスターハンターフロンティアG」や「新生 FINAL FANTASY XIV:」、「ファンタシースターオンライン2」などの推奨モデルも用意されています。
(特典の有無はゲームごとに異なります)

今回試用した本体の構成は、以下の様になっていました。

【 G-Tune NEXTGEAR-MICRO im520BA12-NYO(信長の野望 Online 推奨モデル) 】
OS  Windows 8 64bit
CPU  Core i3-3240
(Ivy-Bridge、3.4GHz、ターボブーストなし、2コア/4スレッド)
メモリ  DDR3 PC-12800 (1600MHz) 8GB
HDD  HDD 500 GB (東芝製 SATA600 7200rpm)
グラフィックカード  GeForce GTX 650、VRAM 1GB
電源ユニット  500W 電源
マザーボード  B75 チップセット
構成価格  73,080 円
(2013年8月10日現在。 税込み、送料込み、モニタ別)

ほぼ NEXTGEAR-MICRO im520 の最小構成と同じですが、推奨モデルであるためかメモリが 8GB になっています。(最小構成はメモリ 4GB)

信長の野望 Online の推奨モデルは3種類用意されていて、最新の上位 CPU + 高級新型ビデオカードの構成もあるのですが、今回は「コストパフォーマンス重視のパソコンでどれだけの性能が出るのか」を検証したいので、あえて一番安いモデルにしています。

まあ、もし自分が買うんだったら、安さ重視の構成にするとしても、CPU を Core i5 に上げて、HDD を 1TB(1000GB)、電源も高品質品にしますね。
そうすると価格は約9万円に上がってしまいますが・・・


実機レビュー























 パソコンの外観 (G-Tune NEXTGEAR-MICRO)

ここではパソコンの外観と中身をチェックしてみたいと思います。
この G-Tune NEXTGEAR-MICRO は、その外観やケースの構造にも大きな特徴があります。

まず外観の様子は、以下の様になっています。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 前面 マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 後部 マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 前面メッシュ 取り外し時
前面中央に大きな通気口+ファン。
下部にも小型の通気口+ファン。
上部には DVD ドライブと、カードリーダーが装着されています。
前面 USB は3つで、うち1つが USB 3.0。
天井にもファンの付いた通気口が。
側面には巨大なメッシュパネル付きの通気口があります。
もちろん後部にも通気口+ファンが。
徹底的にエアフロー重視のケースですね。
前面にある大きなメッシュ(網)は、ポチッと押すと外せるようになっています。
下部のメッシュも簡単に着脱可能。
簡単にホコリを取れるので便利です。
前面に2段のファンってのも珍しいですね。

見てのように、あちこちに通気口があります。 「どんだけエアフロー重視なんだよ!」と言いたくなるケースです。
ゲーミングマシンは高性能なパーツを長時間駆動させるため、ケース内に熱がこもりやすく、安定動作のために通気性(エアフロー)が重要になるのですが、これだけ通気口が空いてたら、そりゃもう通気は完璧でしょうね。

しかもケースファンが前面中央部、前面下部、天井、後部の4ヶ所に付いています
4ヶ所もケースファンがある本体は珍しく、少なくともこのサイズで、この価格のマシンでは他にありません。

前面のメッシュパネルは押すだけで簡単に取り外しでき、そのまま洗うことが出来ます。
メッシュパネルが取り外せるのは最近は珍しくないのですが、このケースはちょっと押すだけですぐ外せるのが凄く便利で、それは使ってみて実感しました。

サイズは高さが 43 cm、幅は 19.6 cm、奥行きは 41.7 cm です。
ゲーミングモデルとしてはやや小型ですが、詳しくは後述しますが、中の広さは十分です。

実用性重視のケースですが、やや曲面になっていて凹凸のあるデザインはなかなか良く、真っ黒な本体ではありますが、無骨な印象はありません。
下位のモデルながら安っぽさは感じず、むしろこれだけエアフロー重視の設計のため、マニア受けするケースだと言えるでしょう

内部の様子は以下の様になっています。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 内部 マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO CPU周辺
ケース内部の全景。 電源ユニットは下部にあります。
CD/DVD ドライブや HDD / SSD 収納部を少なめにして、中のスペースを大きく取りエアフローを確保しています。
CPU の上と左には2つものファンが。 熱は上に逃げるので、天井から廃熱できる方が確かに冷却は良くなります。
メモリは2スロット。 PCIe の余りは実質1スロット。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 前面側 マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO HDD周辺
前面ファンはビデオカードに直接送風できる位置に付いています。
風を遮る柱や板もなく、まさに VGA の冷却最優先の配置。
奧の壁に穴が空いていて、そこにコードが通っているのにも注目。
HDD 周辺はコードが押し込められ密集気味。
HDD/SSD は前から入れるようになっています。
収納ベイの数は、正直少なめですね。

このケースはマザーボードを取り付ける側面の板が二重底のようになっていて、コードをその間に通せるようになっています
このおかげでコードがすっきりまとまっており、内部のエアフローが確保されています。 これは非常に良い設計ですね。

天井のケースファンは CPU の真上、後部のファンは CPU の横に付いていて、CPU の熱を上と横の二方向から逃がすようになっています。
意地でもビデオカード側に熱は流さねぇ」みたいな執念(?)を感じます。

加えて前面中央部のファンはビデオカードの真横に位置していて、ビデオカードに直接風を送れるようになっており、さらにその周囲は大きく開けられていて、冷却を最優先しているのが伺えます。
前面下部にはもう1つファンがあるのですが、これは HDD ベイ(HDD の収納場所)の真横に付いていて、つまり中央のファンは完全に「ビデオカード中心」になっています。

5インチベイ(CD/DVD ドライブの収納場所)は2つしかなく、下部の HDD ベイも2段しかないため、拡張性は劣りますが、これらも中央部を大きく開け、ビデオカードへの送風を優先しているためだと思われ、本当に「ゲーミングマシン」の名に相応しい設計になっています。

この内部を見て改めて、G-Tune が単なる「ゲーム用のパーツを集めたマシン」ではなく、「ゲームのための設計を行っているマシン」だと実感しましたね

ただ PCI Express の空きスロットが2つ(ビデオカード直下を除くと1つ)しかないので、拡張カードをたくさん使いたい方は、もっと大きいマシンにする必要があります。

やや難点なのは、HDD ベイのすぐ横に電源ユニットがあり、内蔵 HDD の着脱がし辛そうなこと。
HDD は付属されている専用の固定具を使って装着しますが、電源ユニットが邪魔で後ろから入れられないので、前面ファンを外して前から入れます。
そうそう着脱するものではありませんが、交換時にはやや手間がかかるかも。


なお、パソコンの外観に関する話ではないのですが・・・
今回の試用機が Windows 8 搭載機であったためか、「Windows 8 の取扱説明書」のようなファイルが用意されていました

紙のマニュアルではなく PDF ファイルなのですが、インターフェイスが大幅に変わって解りにくくなった Win 8 の使い方が、すごく丁寧に説明されています。
おそらく問い合わせが多いため、マウスコンピューターで独自に用意したものだと思われます。
Win 8 に不安を持っている方も多いと思うので、嬉しい配慮ですね。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 付属 Windows 8 PDF
Windows 8 の PDF マニュアル。 他のパソコンで見たことがないので、マウスコンピューターのオリジナルだと思われます。
かなり基本的なところから説明してくれているので、これがあれば初心者の方でも安心ですね。


 性能の検証 (Core i3-3240、GeForce GTX 650)

ここからはベンチマークソフト(性能測定ソフト)を使った、性能の検証結果を報告します。

今回の検証機の CPUCore i3-3240。 2012 年型の廉価モデルです。
価格が安い Core i3 ですが、それでも Ivy Bridge であるため、相応の性能は持ちます。

グラフィックカード(ビデオカード)GeForce GTX 650
ランクとしては「中の下」と言ったところですが、価格と性能のバランスが良く、GeForce の中でも人気のモデルですね。

では、このコストパフォーマンス重視の構成で、一体どのぐらいの性能を発揮するのか・・・
まずは性能測定ソフト「PCmark 05」で各パーツの速度を計測した結果です。
今回の検証機(NEXTGEAR-MICRO im520)は一番右で、比較として他のパソコンの結果も並べています。

ツクモ
G-GEAR
GA7J
HP
Pavilion
h8-1080jp
グッドウィル
REGALIA
Enforcer-i7k
マウス G-Tune
NEXTGEAR-MICRO
im520
時期 2010年 夏モデル 2011年 夏モデル 2013年 春モデル 2013年 夏モデル
価格 89,980 円 170,000 円 174,900 円 69,930 円
CPU Core i5 760
(2.8GHz、4コア)
Core i7-2600
(3.4GHz、4コア)
Core i7-3770K
(3.5GHz、4コア)
Core i3-3240
(3.4GHz、2コア)
メモリ DDR3-1333 4GB DDR3-1333 12GB DDR3-1600 16GB DDR3-1600 8GB
VGA GeForce GTS 250 GeForce GT 550Ti GeForce GTX 680 GeForce GTX 650
記録 HDD SSD (Intel X25-M) HDD HDD
結果 ツクモ G-GEAR GA7J-B23/S HP Pavilion h8-1080jp GoodWill REGALIA Enforcer-i7k マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO im520
CPU 9948 12727 14312 10753
メモリ 10593 10935 14958 7700
グラフィック 13891 17450 35314 --
HDD/SSD 6313 29870 9123 7156
(CINE) (3.71) (6.80) (7.50) (3.32)

CPU の速度は、さすがに Core i7 には敵わないのですが、2010 年モデルの Core i5 と同等と言えます。
さすがに上位のものと比べると見劣りしますが、3年前の中間クラスの CPU と同等ですから、使っていて不便を感じるレベルではなさそうです。
ちなみにノートパソコンの CPU と比べると、ノートの最新 Core i7 と同等か、やや上の性能になります。

HDD のスコアは、HDD としては速い方ですが、さすがに一級品ではない模様。
(ちなみに今回の検証機には東芝の DT01ACA050 という製品が使われていました)

グラフィックのスコアは PCmark 05 の測定では正常に計れませんでした。

メモリの速度は、Core i3 であるためかやや遅め
これが体感速度に影響するかどうかは微妙ですが、まあ Core i3 なりの性能といったところでしょうか。
(ただ不当に低い気もするので、これも正常に計れていない可能性もありますが)


そして最大の注目点は、ゲーミング PC なのですから、グラフィック性能と「最新のゲームがどれだけ動くのか」という点になります。

以下はグラフィック性能の測定ソフト、及び各ゲームのベンチマーク(動作速度測定)の結果です。
今回の検証機は表の一番右で、比較対象として他のパソコンのデータも併記しています。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO im520 ベンチマーク

※3D mark 06 と 3D mark11 は世界標準と言える 3D グラフィック性能の測定ソフトです。
大航海時代 Online は 2D(平面)グラフィックの描画速度もスコアに影響する特徴があります。
モンスターハンターのベンチマークは3種類公開されていますが、1つ目を対象としています。
目安として、モンスターハンターと新生 FF14 は 3500 以上、ドラクエX は 5000 以上で快適です。

GeForce GTX 650 の性能は、3年前の同クラスの GeForce GTS 250 よりも上ですが、2年ほど前の1つ上のクラス GeForce GTX 460 よりは下のようです。
つまりクラス通りの性能であり、「新型の GeForce 600 シリーズだから、400 シリーズの上位クラスを上回った」みたいなことにはなりませんでした。
まあ、価格帯通りということですね。

とは言え、決して性能が低い訳ではなく、FFXI やモンスターハンターオンラインでは十分なスコアを出しており、新生 FF14 のベンチマークでも標準画質なら「非常に快適」、最高画質でも「快適」の評価です
ドラクエオンラインは標準でも最高画質でもあまりスコアに差が出ず、どちらも「とても快適」でした
つまり、最新のゲームを普通にプレイ出来る性能を持っています。

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO 新生FF14 と ドラクエX
※ 2013 年の期待の PC オンラインゲーム「新生 Final Fantasy XIV」と「ドラゴンクエストX」のベンチマーク結果。
どちらも「最高品質」の測定で、「快適」か「とても快適」の結果を出しています。
これだけの性能があれば、ほぼどんな 3D グラフィックのゲームでも問題なく楽しむことが出来るでしょう。

このレベルのパソコンが6万とか7万とかの、「やや高めのゲーム機」ぐらいの価格で買える訳で、人気になるのも頷けます。

最新の高性能モデルと比べると見劣りしますが、これより明確に上位の性能のモデルを買おうと思ったら 10 万円は超えるので、だったらこちらで、という人は多いでしょう。
パソコンとして不足している点はなく、普通にオススメできる構成と言えますね。

動作音については、すごく静かでした。
GeForce 600 シリーズは静音性がかなり進んでいて、CPU のファンもあまり音がしなかったため、ベンチマーク中に耳を澄ましても動作音はかなり小さいものでした
ケースファンが4つもあるので、ファンの音がうるさいのではないか? と思っていたのですが、そういう心配は無用でしたね。

消費電力はアイドル時で 45 W 前後。 高負荷のベンチマーク中は 100 W 前後でした。
デスクトップとしては、かなり省電力の PC だと言って良いでしょう。
省電力性能はここ数年で劇的に改善されましたから、5年ほどの前のパソコンと比べると半分ぐらいになっていますね。




以上、マウスコンピューターのゲーミング PC 「G-Tune NEXTGEAR-MICRO im520/im540」のレビューでした。

一般に「ゲーミング PC」と言うのは高性能なビデオカードを搭載したモデルを差す場合が多いのですが、G-Tune はケースからして違います。
単に市販のケースとパーツでパソコンを組んだのではなく、パソコン自体を独自に開発できる技術と開発力を持つマウスコンピューターが、ゲーム重視の設計を行うことで、G-Tune(ゲーム用チューン)を名乗るのに相応しいパソコンを作り上げている印象です

マウスコンピューターはここ数年でかなり大きなパソコンメーカーに成長しましたが、大手家電メーカーや外資系メーカーとは違う、秋葉原の PC ショップらしい特徴も持ち続けていて、開発しているパソコンも「慣れた人が欲しくなるような製品」を作っている感じがあります。
それが結果的にユーザーの求めているものに繋がっているのでしょうね。

ハードウェアの性能は年々向上していますが、最近のデスクトップ PC は性能がオーバーパワーになっていて、最新性能でなければ動かせないソフトウェアは少なくなっています。
そのため CPU やビデオカードを開発しているメーカーも、ここ数年は性能の向上より省電力化と発熱の軽減にその開発力を傾けるようになっています。

つまりデスクトップ PC は今回紹介したようなコストパフォーマンス重視のマシンでも、十分な能力を発揮できる環境にあります。
上位の性能を求めるのもロマンがありますが、「出来るだけ安く、費用対効果の良い、ゲームのできるパソコンが欲しい」と思っている方には、このマシンはかなりオススメですね。

(実売価格はキャンペーンや時期・構成などで変動します。 下記メーカーページでご確認下さい)

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO NEXTGEAR-MICRO シリーズicon
G-Tune NEXTGEAR-MICRO 信長の野望 Online 推奨モデルicon

型番によりマザーボードが異なります。
ただ、このマザーボードの違いは初心者の方が気にする程のものではありません。
(HDD と SSD を併用したり、SSD を2つ使いたい場合は速度に影響します)
一般モデルの NEXTGEAR-MICRO はモデルチェンジし im550 に変わっています。
Windows 8 搭載モデルと Windows 7 搭載モデルの2種類があります。
モニターは別売り(同時注文は可能)。 キーボードとマウスは付属しています。



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