○ 実機レビュー (2014年 春モデル、デスクトップPC)
  パソコン工房 15GSX8050-i7 レビュー

2014 年夏モデルの、パソコン工房のノートパソコン「15GSX8050-i7-YFB」を試用できる機会があったので、そのレビューをお届けいたします。

パソコン工房 15GSX8050このパソコンは現在最高クラスのノート PC 用ビデオカード「GeForce GTX 870M」を搭載するもので、15 インチのゲーミングノートとしてはの最上位と言えます。
相応の大きさと重量なので、頻繁に持ち運ぶような用途には向いていませんが、最新のゲームを楽しめるノートが欲しいと思われている方には有力な候補となるでしょう。
CPU も最新のもの(Haswell Refresh のモバイル用 Core i7)を搭載しているため、ゲーム以外の用途でも快適に使えます。

パソコン工房は大阪の PC 販売会社「ユニットコム」に属するショップで、2013 年以降、一般モデルや特化モデルは「パソコン工房」が、ゲーム用モデルは「Faith(フェイス)」が担当しています。
ただ 2014 年現在、フェイスの作ったゲーミングモデルをパソコン工房で販売することもしており、以前よりゲーミングモデルはゲーマー向きの高性能と上位パーツを搭載するようになっています。

固有のゲーム PC ブランドを持たないこともあり、ゲーミングモデルでの知名度はそれほどではありませんが、技術力や規模は国内の PC ショップ系ではトップクラスですね。

最近はマウスコンピューターと業務提携し、製造は長野県にあるマウスコンピューターの大規模工場「飯山工場」で行われています。
そのため「国内産」をアピールしており、安心感もあります。
全国に販売所を持つため、サポートに優れるメーカーでもありますね。

実機レビュー
























パソコン工房
 パソコンの概要

15.6 型のフル HD 非光沢液晶を持つ、高性能ビデオカードを搭載したノートパソコンです
パソコン工房では「ゲームパソコン」の「ゲーミングノートPC」というカテゴリで売られています。

パソコン工房 15GSX8050-i7-YFB 外観

ほぼ同じ内容のパソコンが普通の「ノートパソコン」の「GTX 870M 搭載ノート」というカテゴリでも売られていて、型番が少し異なるのですが(一方は 15GSX8050、もう一方は 15X8050)、価格や構成に違いはないようです。(どちらも通常価格は 142,980 円)
なお、フェイスでも同型のパソコンが売られています。

今回試用したのは 15GSX8050-i7-YFB という CPUCore i7-4710MQ を使用したバージョン。
今年の夏に公開された最新のモバイル用 Core i7(上位型 CPU)で、その中では一番下のものになります。
一番下と言っても Core i7 ですから処理能力は十分。
後半部分が i5-YFB だと中間型の Core i5 を搭載したモデルになります。

i7-YTB というバージョンもあり、Core i7-4810MQ という1つ上の CPU が積まれていて、SSD も搭載したものになります。
i7-YQB はさらに上位の Core i7-4910MQ が使われています。
もちろん上位のものほど、お値段も高くなりますが。
型番の後半部分の違いは CPU や SSD の差でしかないので、i7-YFB でも「カスタマイズ」で CPU や SSD を変更すれば、他のバージョンと同じになります。

ビデオカード(グラフィック)も今年の夏に販売されたばかりの最新上位版 GeForce GTX 870M
GeForce 800 シリーズのデスクトップ版はまだ公開されておらず(2014年の秋に登場予定)、モバイル版のみが先行されています。
その先行版をいち早く搭載したモデルで、性能は並みのデスクトップのゲーミングモデルを凌駕します。

重量はバッテリー装着時で 3.1 kg
寸法は横 376mm x 縦 256mm。 厚さは 35mm〜43mm。
ゲーミングノートですから相応に大型で、17 インチほど大きくはありませんが、手軽に持ち歩けるサイズでもありません。
基本は据え置きで使い、屋内で移動させるぐらいですね。

ビジネスノートではないので指紋認証などのセキュリティ機能はありませんが、パワーを自動でセーブし、ビデオカードが必要ない時には使用しないといった、モバイル用の省電力機能は備わっています
もちろん最新の無線 LAN(b/g/n)に対応し、Bluetooth やフェイスカメラなども内蔵します。

今回試用した構成は以下の通りです。

【 パソコン工房 15GSX8050-i7-YFB 】

OS  Windows 7 64bit
液晶  15.6 インチ、フルHD 非光沢液晶、1920x1080
CPU  Core i7-4710MQ
(Haswell Refresh、2.5GHz〜3.5GHz、4コア/8スレッド)
メモリ  DDR3L-1600 8GB
HDD / SSD  500GB (ウエスタンデジタル製 Travelstar Z5K500)
グラフィックカード  GeForce GTX 870M、VGA 6GB
マザーボード  HM87 チップセット
構成価格  142,980 円
(2014年8月現在。税別)

構成は注文時のカスタマイズ(BTO)で変更可能で、SSD を「追加」することも出来ます。
この場合、OS(Windows)は SSD 側にインストールされます。

価格は高くなりますが、このクラスのマシンだと HDD の動作速度がボトルネック(足かせ)になってしまうため、余裕があるなら SSD を考慮するのも良いですね。
その場合、250GB SSD + 500GB HDD で価格は 165,960 円になってしまいますが・・・


 パソコンの外観と独自機能 (15GSX8050 / 15X8050)

PC ショップ系のノートパソコンは質素な外観である場合が多く、これも派手ではないのですが、天板にはザラザラした触り心地の良い加工が施されています
また「∞」のようなマークが刻印されており、品のあるデザインになっていますね。

パソコン工房 15GSX8050 天板 パソコン工房 15GSX8050 天板

一方、キーボード回りはシンプルで、あまり装飾はありません。
ただ、ゲームでよく使う W/A/S/D のキーに矢印が付いているのは、ゲーミングモデルらしいです。

そしてこのパソコンで特筆すべきなのは、キーボードの使い勝手。
非常にキータッチが良いのです。 これは使った人はみんな賞賛しています。

パソコン工房 15GSX8050 キーボード パソコン工房 15GSX8050 キーボード

キーピッチ(間隔)は約 18 mm で、普通のデスクトップパソコンとほぼ同じ。
キーストローク(深さ)も約 2 mm あり、ノートパソコンとしては打ちやすいです。
そして何より感触が良い。 硬すぎず柔らかすぎず、それでいて押した時に明確な打鍵感があります

私は最近、ノートパソコンは軽量薄型のウルトラブックばかり見ていて、キーピッチやキーストロークが十分でない製品が多かったため、余計にこのパソコンのキーボードの良さを感じました。
やはりこの点は、サイズに余裕のある大きめのノートの方が良いですね。
もちろんパソコン工房の造りの良さもあると思います。

パソコン工房 15GSX8050 右側面
右側面。 大型ノートなので CD/DVD ドライブは標準装備。 USB は 2.0 で実質マウス用。
パソコン工房 15GSX8050 左側面
左側面。 こちらの USB は 3.0、さらに USB/eSATA 兼用端子付き。

右側面には CD/DVD ドライブと USB(2.0)端子が1つ、イヤホン/マイク/スピーカーのジャック。
左側面にはカードリーダーと LAN 端子、主にビデオカメラなどで使う IEEE 1394a、そして USB(3.0)が2つと、外付け HDD に使う USB / eSATA 兼用端子が1つあります。
さらに裏にはディスプレイ出力と HDMI 端子があり、接続端子はかなり豊富です。

また底面にはスピーカーが付いているのですが、この品質がなかなか良いです
ノートパソコンの場合、音が曇っていたり軽すぎたりすることが多いのですが、このパソコンは使っていて「軽いなぁ」「イマイチだなぁ」と思うことがありませんでした。
何というか、普通に聞けます。 これはノートではあまりないことです。

サウンドの設定を行うソフトウェアもインストールされていて、スピーカーやヘッドホンの音質を調整可能になっています。
ゲーミングモデルだけあって、サウンド面にも力が入れられているようですね。

また、このパソコンには「CONTROL CENTER」と呼ばれる独自のソフトウェアが入っており、パソコンの駆動設定を簡単に変えられるようになっています。

パソコン工房 CONTROL CENTER

例えば「静音」や「省電力」にすると、パワーを控えて発熱やバッテリーの消耗を抑えるモードになります。
この場合、処理速度や画面の輝度は下がりますが、内蔵バッテリーだけでも長時間駆動します。
「パフォーマンス」にすれば最大限の速度を出すようになるので、ゲームをやる時にはこれが良いでしょう。

この設定は電源の有無を検知して自動で切り替わるので、特に何もしなくてもコンセントが入っていればフルパワーになり、抜けば節電モードになるのですが、任意に変えられるのは用途によってはありがたいですね。

また、このソフトを使ってミスタッチが煩わしい Windows キーの無効化や、CPU ファンの速度の最大化、ヘッドフォンの音質の簡易変更なども行えます。
動作音は大きくなりますが、最初からファンをブン回しておけるのは高負荷のゲームをやる時には良いですね。


 性能の検証 (Core i7-4710MQ、GeForce GTX 870M)

ゲーミングモデルですから、一番重要なのはゲームがどれぐらい快適に動くかでしょう。
以下ではベンチマークソフト(性能測定ソフト)を使った検証結果を報告します。

その前に、まずパーツ構成について。

今回の検証機の CPUCore i7-4710MQ
この夏に登場したばかりの Haswell Refresh(ハスウェル リフレッシュ)と呼ばれる、2014 年型のモバイル用 CPU です。
クロック数は 2.5GHz〜3.5GHz で、4コア8スレッドで動作。
Haswell Refresh は以前の Haswell とほとんど変わらないと言われていますが、動作クロックは若干上がっています。

ビデオカード(グラフィックカード、VGA)も最新型で、この夏に登場したばかりの GeForce GTX 870M
モバイル用でありながら 870 という最新上位の VGA で、ノートパソコンで使うものとしてはトップクラスです。
この上にさらに GeForce GTX 880M がありますが、そこまで行くとお値段も跳ね上がります。
また、今回の検証機に使われているビデオカードには VGA(ビデオメモリ)が 6GB も搭載されていて、高負荷でも安定した長時間駆動が見込めます

通常のメモリも 8GB 搭載されていて、ノートとしては大容量。
データ記録装置は普通の 500 GB の HDD で、ウェスタンデジタル社の製品が使われていました。

では、この構成でどのぐらいの速度が出るのか・・・
まずは性能測定ソフト「PCmark 05」で各パーツの速度を計測した結果です。
今回の検証機は一番右で、比較対象として他のパソコンも併記しています。

Dynabook Satellite
V832 / W1RF
(2013年 春モデル)
マウス G-Tune
NEXTGEAR-MICRO im520
(2013年 秋モデル)
ドスパラ
ガレリア XG-A
(2013年末 モデル)
パソコン工房
15GSX8050-i7-YFB
(2014年 夏モデル)
タイプ ウルトラブック
(軽量薄型ノート)
デスクトップパソコン
(廉価ゲーミングPC)
デスクトップパソコン
(上位ゲーミングPC)
ノートパソコン
(ゲーミングノート)
CPU Core i7-3537U
(2.0〜3.1GHz、コア2)
Core i3-3240
(3.4GHz、コア2)
Core i7-4770
(3.4〜3.9GHz、コア4)
Core i7-4710MQ
(2.5〜3.5GHz、コア4)
メモリ DDR3 8GB DDR3 8GB DDR3 8GB DDR3L 8GB
VGA なし (HD Graphics 4000) GeFroce GTX 650 GeFroce GTX 780 GeFroce GTX 870M
HDD SSD 256 GB HDD 500 GB HDD 1TB HDD 500 GB
価格 約 17 万円 約 7 万円 約 18 万円 約 14 万円
測定結果 東芝 dynabook KIRA V832 マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-MICRO im520 Dospara Galleria XG-A パソコン工房 15GSX8050-i7-YFB
CPU スコア 9565 10753 15084 13104
メモリスコア 10246 7700 14892 8687
グラフィックスコア 2556 -- 37575 12311
HDD/SSD スコア 50553 7156 7885 5487
(CINE BENCH11.5) 2.92 3.32 8.04 7.15

左は去年のウルトラブック(軽量薄型ノート)、2番目は去年の廉価型(約7万円)のデスクトップのゲーミングモデル、3番目はハイスペックなデスクトップ、右は本機の性能です。
ゲーミングノートをウルトラブックやデスクトップと比較するのもおかしな話なのですが、「ゲーミングノート」というカテゴリ自体があまり一般的ではなく、良い比較データが手元になかったため、あえてこれらと比べたいと思います。

まず CPU は、ノートパソコンとしては圧倒的な速さですね。
この 13000 というスコアは、最新のデスクトップ CPU だと Core i5 クラスで、2012 年頃のデスクトップ用 Core i7 に匹敵します
つまり2年ほど前の上位デスクトップ並みの性能をノートで持っているということになります。

また、モバイル用でありながら4コアの CPU が使われているため、たくさんの処理を同時に実行する(よってコアが多いほど有利になる)CINE BENCH の測定スコアは、2コア CPU と比べると2倍以上の差があります。
4コアの CPU は消費電力や発熱などの問題で、ウルトラブックで使うのはまだ辛いので、この辺は大型ノートの利点と言えるでしょうか。
上位デスクトップ CPU の Core i7-4770 と比べても、そんなに大きな差がないほどです。

メモリの速度は若干おとなしめ。 これは省電力版の「DDR3L」というものが使われているためかもしれません。
通常の DDR3 より消費電力や発熱が低い新型モデルで、やや速度が落ちますが、ノートパソコンにはこちらの方が適しています。
使用感に大きな差が出るほどの速度差ではなく、下位 CPU の Core i3 を使ったものよりは速度は早いですね。(CPU に内蔵された「メモリコントローラー」の性能に差があります)

一方 HDD/SSD スコアは、SSD 搭載モデルではないため、SSD 搭載機と比べると大きな差があります。
また、省電力化しているのか、HDD としてもやや遅め。 ノートだと HDD の性能を抑えている場合は多いのですが、これもそんな感じです。
ただ、このパソコンはカスタマイズで SSD も搭載可能なので、そちらを選べばこの点は補えます。 もちろん高く付きますが。

なお、この測定はコンセントを付けたフルパワーの状態で行っています。
コンセントを抜いた省電力状態だと、CPU スコアは約半分、メモリとグラフィックのスコアは 3/4 ぐらいになります。


そしてゲーミングモデルに一番必要な、グラフィック性能と、各ゲームがどれだけ快適に動くかどうかは・・・
以下のような結果になっています。

Dynabook Satellite
V832 / W1RF
(2013年 春モデル)
マウス G-Tune
NEXTGEAR-MICRO im520
(2013年 秋モデル)
ドスパラ
ガレリア XG-A
(2013年末 モデル)
パソコン工房
15GSX8050-i7-YFB
(2014年 夏モデル)
タイプ ウルトラブック
(軽量薄型ノート)
デスクトップパソコン
(廉価ゲーミングPC)
デスクトップパソコン
(上位ゲーミングPC)
ノートパソコン
(ゲーミングノート)
CPU Core i7-3537U
(2.0〜3.1GHz、コア2)
Core i3-3240
(3.4GHz、コア2)
Core i7-4770
(3.4〜3.9GHz、コア4)
Core i7-4710MQ
(2.5〜3.5GHz、コア4)
VGA なし(HD Graphics 4000) GeFroce GTX 650 GeFroce GTX 780 GeFroce GTX 870M
価格 約 17 万円 約 7 万円 約 18 万円 約 14 万円
測定結果
一例
--
G-Tune NEXTGEAR-MICRO im520 FF14 Dospara Galleria XG-A ドラクエX パソコン工房 15GSX8050-i7-YFB FF14
3Dmark06 総合 4950
CPU 3650
総合 16120
CPU 4270
総合 32930
CPU 7730
総合 25190
CPU 6830
3Dmark11 P 635
X --
P 2820
X 960
P 11750
X 4540
P 6950
X 2300
FFXI
ベンチマーク
High 4300 High 10130 High 12370 High 9670
新 FF XIV
ワールド編
-- 標準 9080
最高 4950
標準 20710
最高 12640
標準 13460
最高 9260
モンハンオンライン
(1280x768)
3300 9400 38660 21600
ドラゴンクエストX
ベンチマーク
-- 標準 9070
最高 8110
標準 --
最高 13630
※注記あり
最高 5370

ノートパソコンとは思えない、非常に高いスコアですね。 廉価版のデスクトップモデルを軽く上回ります
最上位クラスのデスクトップパソコンと比べても、FF XIV の最高品質のベンチマークでは、大差のないスコアを叩き出しています。

この性能なら、現行のほとんどの 3D グラフィックのゲームを快適に動かせると思って良いでしょう。

ただ気になるのは、「ドラゴンクエストX」の測定結果。
このドラクエXのベンチマークだけは、当初まともに動きませんでした。 ビデオカードが働かなかったのです。
(CPU 内蔵のグラフィック機能になってしまう。 だから測定は出来るけどスコアが低い)

これはパソコンのせいではなく、最新の GeForce に付属されているソフトウェア「NVIDIA Optimus」技術のせいです。
これが働いていると状況に応じてビデオカードが ON/OFF され、バッテリーを節約するようになるのですが、ドラクエX のベンチマークソフトとの相性が悪く、起動させてもビデオカードが ON にならなかったのです。

「NVIDIA コントロールパネル」を開いて「3D設定の管理」を選択し、「優先するグラフィックスプロセッサ」の項目で「高パフォーマンス NVIDIAプロセッサ」を選んでおけば、常にビデオカードが使われる設定になりますが・・・
これを変更してビデオカードを使用しても、スコアはイマイチ奮いません。
どうやら現時点では、ドラクエX に対する GeForce 800 ドライバの出来が不完全なようですね。

NVIDIA Optimus の OFF の方法

ビデオカードが ON にならないソフトウェアは、ドラクエX 以外にもあるようです。
アップデートで対応されていくと思いますが、これは最新の GeForce が導入されているノートパソコンでは共通して発生する症状だと思うので、PC の購入を考えている方は注意した方が良いでしょう。
(ただ、ゲームへの対応力は GeForce の方が優れているので、これを理由にゲーミングモデルで RADEON を選ぶのは、私的にはお勧めしません)

ともあれ、パソコン自体は非常に良いパフォーマンスです。

もう1つ特筆すべきなのはファンの音。 これまでのノートパソコンより静かです。
ベンチマークで高負荷をかけると相応にファンの音が聞こえるようになりますが、省電力機能が優れているのか、ファンの静音性が良いのか、本体に適度な厚さがあって音が漏れにくいのか、他と比べると静かです。
高負荷でない時はほとんど音が聞こえず、「静音仕様」と言っても良いレベルですね。




以上、パソコン工房のゲーミングノート「15GSX8050-i7-YFB」のレビューでした。

私は正直言うと、ゲーミングモデルはデスクトップの方が性能・拡張性・価格のすべてにおいて勝るので、ノートはあまり勧めていません。
ノートの利点は携帯性にありますが、ゲーミングモデルに必要な高性能・高画質は、どうしても本体の大型化と消費電力の増加を伴い、ノートの長所を殺してしまいます。

しかし近年、特に 2012 年以降、パソコンの技術開発は省電力化と小型化に傾いており、ゲーミングノートも以前ほどヘビーではなくなっていて、価格も下がっています。
もちろん普通のビジネスモデルはそれ以上に小型軽量化が進み、ウルトラブックのようなものも出てきているので、やはりノートの本領はビジネスモデルだと思います。
ただここまで来ると、デザイン的な理由や、「こたつやベッドでやりたい」と言った理由から、ノートのゲーミングモデルを選ぶのも悪くはないのかなと思います。

特に今回見たマシンは、本当に性能が高く、一昔前のデスクトップを優に超えます
キーボードやスピーカーといった各部のパーツも高品質で、パソコン工房らしい「しっかりしたマシン」であり、オススメ出来る一品と言えますね。

(実売価格はキャンペーンや時期・構成などで変動します。 下記メーカーページでご確認下さい)

パソコン工房 15GSX8050 15GSX8050 (パソコン工房 ゲーミングノート) icon

上記のリンクはパソコン工房の「ゲーミングノートPC」のページに移動します。
レビューしたモデルはその中の1つになります。
各モデルの構成や選択できるパーツ、その価格などは時期によって変わります。
売り切れの場合もあるのでご了承下さい。
同じモデルでも Windows 7 搭載機と Windows 8 搭載機があります。
OS はカスタマイズ画面では変更できないのでご注意下さい。



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