メモリ サウンドカードの性能説明


最終更新 2009年11月

(このページの「現在」という表現は、上記の日付が基準となります)
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【 はじめに 】
このページを一番最初に作成したのは 2000 年ごろになります。
その当時はオンボード(マザーボード内蔵サウンド機能)はまだ性能が良くなかったため、
良い音で音楽を楽しみたい場合はサウンドカードが必要でした。

しかし近年はオンボードのサウンド機能も性能が向上し、音質も良くなっていて、
様々な多重チャンネルサウンドにも対応しています。
よって音楽を本格的にやっている人以外、ムリにサウンドカードは必要なくなっています。

このページの情報はまだ使えることは確かですが、
サウンドカードの必要性は減っていますので、その点をご了承の上でご覧下さい。


【 サウンドカード性能解説メニュー 】

サウンドカードってなに?
サウンドカードの性能とは?
チャンネル数(スピーカーチャンネル数) Wave 同時発音数(Wave チャンネル数)
MIDI 音源(ソフトMIDI、ハードMIDI) サンプリングレート(khz) ビットレート(kbps)
デジタル出力/光デジタル入出力端子 サウンドカード(サウンドチップ)の種類
3D効果/音響効果 その他(外部音源、MIDI 同時発音数)
スピーカーについて
ONKYO(オンキョー)の担当者さまからお聞きした話(メーカーインタビュー)
サウンドカードの取り付け
おまけ (特定のサウンドカードについて、サウンドフォント)

【 サウンドカードってなに? 】

サウンドカードとは、パソコンの流す「音」に関する処理を行うパーツです。
このパーツが高性能なほど、綺麗な音、音質のよい音楽が流れ、パーツによっては複数のスピーカーで立体的な音響を楽しめたりします。

音が出れば良いという程度であれば、最低限のものでも十分です。
パソコンをビジネスのみで使うのならそれで問題ありません。
しかしCDで音楽を聴いたり、DVDのビデオを見たり、ゲームをやったりするのであれば、やはり高音質で楽しみたいものです。

ただ、それほど値段が高いものでなくても十分な音質は持っていますから、こだわりがなければ優先して考えなくてもいいかもしれません。

(AOpen製サウンドカード)

なお、マザーボードにサウンドカードの機能が最初から搭載されている「オンボード」のサウンド機能もあります。
(オンボードの説明はグラフィックカードのページにて)
この場合、サウンドカードがなくても音は鳴るので、サウンドカードはムリに必要ではありません。

もちろん、市販のサウンドカードの方が良い音が鳴るのが普通ですが・・・
近年はマザーボードのサウンドも高音質になっているため、大きな差はなくなりつつあります。

【 サウンドカードの性能とは? 】

サウンドカードの性能は、スピーカーがいくつ付けられるかとか、どんなサウンドシステムに対応しているかとかになります。
一番重要なのは「音質」なのですが・・・
これは性能というより、カードやチップの「特徴」になりますね。

チャンネル数(スピーカーチャンネル数)

「チャンネル」とは「 ch 」という単位で表され、サウンドカードのいくつかの性能で共通して使われます。
一般にサウンドカードで「チャンネル」といえば、接続可能なスピーカーの数を表します。

このチャンネル数が「2ch」なら2個のスピーカー、つまり普通のステレオサウンドという事になります。
4ch」なら前2つ後ろ2つの計4つのスピーカーで再生できます。
4.1ch」と言う場合は、前2つ後2つのほか、「ウーハー」と呼ばれる低音専用のスピーカーを使うことができます。
これがあると重低音の響き渡るサウンドが楽しめます。

5.1ch」は「ドルビーデジタルサラウンド」とも呼ばれ、映画館と同じ音響です。
「6ch(6チャンネル)」と呼ばれる場合もあります。
前2つ、後ろ2つ、ウーハーのほかに、前方中央に1つ付きます。
この音響を楽しむには「ドルビーデコーダ」というものが必要なのですが、ドルビーデジタル対応のサウンド機能なら、そのドルビーデコーダは必要ありません。
ドルビーデジタルの他に、5.1ch には「DTS」というサウンドシステムもあります。

「7.1ch」(8チャンネル)は近年出て来たもので、5.1ch に加えてサイドスピーカーが付きます。

もちろん多数のスピーカーに対応している方が臨場感のある音楽を楽しめますが・・・
その場合、一番の問題はスピーカーの置き場所と配線ですね。
あと、ウーハーを使う 4.1ch や 5.1ch の場合は、重低音が響くので家族やマンションの隣人に「うるさい!」と言われる事も・・・
この場合は「ドルビーヘッドホン」というものを使う手もあります。

Wave 同時発音数(Wave チャンネル数)

「Wave」 とは CD などの音楽で使われている一般的な音楽データです。
この Wave 音を同時にいくつ出せるかが Wave チャンネル数です。 「Wave 出力数」とも言います。

例えば連絡が来ると Wave のアラームでお知らせしてくれるソフトを起動していて、それと同時に Wave で効果音の鳴るゲームもしていたとします。
この場合、すでにゲームで Wave を 1音(1ch)使っている事になります。
ここに連絡が来て、お知らせしてくれるソフトがアラームを鳴らそうとしたとした時、サウンドカードが Wave 発音数2音以上対応なら普通にアラームが鳴ります。
しかし、Wave 発音数が1音のみのサウンドカードだった場合、すでにゲームで1音使っていますから、後から鳴らそうとしたアラームは鳴らせません。
この場合アラーム側は無視されてしまうことになります。

Wave音を使うソフトを同時に複数使う場合も、Wave 発音数が 2ch 以上に対応していないと鳴らない音が出てきます。
逆に対応していると、Wave 音の鳴るソフトを使いながら CD を聞いたりも出来る訳ですね。

(現在は Wave 発音数は 2ch 以上が普通なので、あまり問題になることはなくなりました)
(しかし 2ch のオンボードサウンドはまだあるので、ゲームをやりながら音楽も聴いていて、そこにアラームが鳴った、と言うようなケースだと、3チャンネル目となるアラームが出力されない、という事は起こり得ます)


MIDI 音源(ソフトMIDI、ハードMIDI)

「MIDI」とは曲の楽譜をデータ化したような音楽用データの事で、これを演奏するには「MIDI音源」と言うものが必要になります。
MIDI音源には「ソフトウェア MIDI 音源(ソフトMIDI)」と「ハードウェア MIDI 音源」があります。

ソフトウェア MIDI 音源は、専用のソフトを使ってパソコンが演奏に必要な処理を行うもので、高音質で MIDI を演奏しようとするほど高い処理が必要となり、CPU に負荷がかかります。
ハードウェア MIDI 音源は演奏に必要な処理を行うための装置がハード側(サウンドカードなど)に内蔵されているもので、その分 CPU の負荷が少なくなり、動作も安定します。

サウンドカードの場合、ハードウェア MIDI 音源のあるカードの方が、MIDI の演奏に優れていると言えますね。

ただし MIDI の音質は別の話で、MIDI は使用する「MIDI 音源」によって音質が異なり、同じ MIDI ファイルでも全く違うように聞こえたりします。
ハードウェア MIDI 音源搭載なら MIDI 演奏のための処理は低負荷ですみますが、それが高音質かどうかは別の話です。

※ 2006 年以降から、MIDI はあまり利用されなくなっていました。
※ しかし 2008 年以降、コンピューターに歌を歌わせる事が出来る新しいタイプの作曲ソフト「VOCALOID(ボーカロイド)」の登場と、その主要音源に MIDI が使われている影響で、再び MIDI 音源が注目を浴びつつあります。
ただ、CPU の能力が昔よりも大きく向上しているため、ソフト MIDI でもほとんど CPU の負荷を気にする必要がなくなっており、そのためハード MIDI の必要性はかなり下がっています。


サンプリングレート(khz)

サンプリングレートとは、「hz(ヘルツ)」の単位で表され、Wave 音楽データの波形の細かさを表します。
要するにサンプリングレートが高いほど、音質が良い訳ですね。

CD の音質は 44.1khz で、普通のサウンド機能は最低このレベルには対応しています。
DVD なんかだと 48 khz で録音されているものが多いので、サウンド機能が 48khz に対応していれば、より高音質なサウンドが楽しめます。

最近普及している Blu-ray だとサンプリングレートは 192khz に及ぶため、ブルーレイディスクで映画を見るような場合だと、パソコン側が対応していない場合はオリジナルより音質が低下します。
また、Blu-ray は音楽のデータを一度に送信する量も多くなっており、「24bit」という単位になっています。
CD や DVD は 16bit であるため、この点でも Blu-ray の方が高音質だと言えます。

ちなみに MD は CD と同じ 44.1khz で、カセットテープの音質は 32khz、ラジオの音質は 22.05khz のサンプリングレートに相当します。

ビットレート(kbps)

これはサウンドカードの性能にはあまり関係ないのですが、サンプリングレートと共に「音質を表す言葉」として多用されるため、ここで合わせて説明しておきましょう。

ビットレートとは、音楽を「圧縮ファイル」にする際に、どのぐらい圧縮するかを表した数値です。
CD や DVD、Blu-ray の音楽というのは前述した 「Wave」 の形式で保存されています。
しかし Wave データをそのままパソコンに保存すると、ファイルサイズがすごく大きくなってしまいます
パソコンならともかく、iPod とかの携帯音楽プレイヤーだと、すぐに保存容量がなくなってしまいますね。

そこで「MP3」や「WMA」、「AAC」と言った「圧縮ファイル」にして、サイズを小さくするのが一般的です。
ファイルサイズを小さくするには、人間が聴き取れないような超高音や超低音の音域をカットします。
さらに圧縮形式ごとに異なる独自の「ファイル圧縮技術」を使って、サイズを小さくします。
この、「小さくする度合い」が「ビットレート」な訳です。

具体的には、Wave のビットレートはそのままだと 1411 kbpsとなります。
これを一般的な 128 kbpsにすると、1411÷128 で、約 1/11 のファイルサイズになる訳です。

もっと高音質にしたくてビットレートを 256kbps にすると、128kbps より高音質になりますが、ファイルサイズは 1411÷256 で約 1/5 ぐらいにしかなりません。
また、どのぐらいまで聞き分けられるかは個人差がありますから、128kbps と 256kbps で音質の差を感じられるとは限りません。
音質については、圧縮形式によっても差が出てきますね。

※圧縮形式は mp3 がもっとも一般的です。 aac は iPod で多用されています。
wma は音質が良いと言われていますが、ファイルサイズがやや大きめで、著作権情報が付加されます。
圧縮時に使用したソフトウェアや、使用するプレイヤーによっても音質は変わってきます。


デジタル出力/光デジタル入出力端子

サウンドカードにはスピーカーなどを取り付ける端子が付いていますが、さらに「デジタル出力」という端子が付いているものもあります。
これは「デジタル入力」が付いているスピーカーなどに接続出来るもので、通常の端子の接続よりも多くのデータをノイズなどの影響を受けにくい状態で送信でき、より高音質な音を表現する事が出来ます。

また「光デジタル端子」というのもあって、こちらはさらに多くのデータをクリアに送受信できます。
これらを利用するには、デジタルケーブル、光デジタルケーブルも必要です。

高性能なスピーカーやアンプならたいていデジタル入力端子がありますから、そういったスピーカーを使いたいのなら、やはりサウンドカードもデジタル出力対応が欲しいですね。


サウンドカード(チップ)の種類

サウンドカードは色々な種類が出まわっていますが、ここでは代表的なものをいくつか紹介します。

サウンドカードのメーカーにはグラフィックカードと同じように、カード全体を作っている会社と、サウンドチップだけを配給してカード自体は別の会社が作っているものの2通りがあります。
搭載されているサウンドチップが同じなら、サウンドカードを作った会社が違っても、音質などは同じような感じになります。

一番重要な「音質」は、このサウンドカードに使われている「サウンドチップ」がポイントになります。

Sound Blaser
シリーズ
CREATIVE社の発売している製品で、業界標準と言えるサウンドカードです。 通称「SB」。
性能は文句ナシで、音質も機能も最高、独自の音響システム搭載でハードウェアMIDI音源を持ちます。
しかし値段も非常に高く、そこまでお金をかける必要があるのか? というのがポイントになります。
音楽関係の処理をしたい人や、高性能を求める人、予算に余裕がある人にお勧めです。
CMI 8xxx
サウントチップ
C-Media社の配給しているサウンドチップで、オンボードのサウンド機能にもよく使われています。
4.1ch や ドルビー 5.1ch に対応し、DVD ビデオなどで臨場感ある音響を楽しむ事ができます。
しかし MIDI には弱く、Wave の同時発音数も少ない欠点があります。
オンボードに使われるくらいなので、値段はとても安く、コストパフォーマンス重視型と言えます。
ALCxxx
サウンドチップ
Realtek社が配給している新型サウンドチップで、最新のハードウェア性能を持ちます。
現在、オンボードのサウンド機能に一番多く使われているチップです。
高音質で、音に様々な効果を付けて鳴らす事が出来るのも特徴で、最新のものは Blu-ray オーディオにも対応しています。
Envy 24
サウンドチップ
台湾の VIA Technologies 社が開発したサウンドチップです。
高音質でドルビー 5.1ch にも対応、自然な音を出すのに定評があったサウンドチップでした。
しかし近年一般化している HD Audio というシステムに対応しておらず、すでに旧式化しています。
YMF 7xx
サウンドチップ
ヤマハの配給していたサウンドチップで「YMF744」「YMF754」などがあります。
楽器メーカーだけあって MIDI の音色に定評があり、ハードウェア MIDI 音源内蔵で MIDI を低負荷・高音質で演奏できます。 4chスピーカーや3D効果に対応し、値段が安いのも特徴です。
しかし開発を中止してしまったため、今となっては旧式化しており、今後の発展は見込めません。

現在一般的なのは ALC シリーズ、及び Sound Blaster か CMI シリーズでしょう。

サウンドカードは値段と音質が比例する訳ではなく、安くても良い物はありますし、高いものと安いものの値段の差が極端なパーツでもあります。
性能で言えば「Sound Blaster」シリーズが一番ですが、MIDI に関しては「YMF754(744)」が優れています。
もっとも開発が進んでいるのは ALC シリーズですが、CMI シリーズも CD/DVD の音を再生するのは得意です。

オンボードのサウンド機能の場合も、どのサウンドチップが使われているのか調べておいた方がいいでしょう。
自分の用途に合ったものが使われていれば、ムリにサウンドカードの増設を考える必要はないかもしれません。

なお、パソコンのサウンド機能には 「AC'97」 と 「HD Audio」 という2つの規格があります。
AC'97 は古い規格で、CD の音質を中心に考えられていました。
(最大で 16bit/48khz 音質/5.1ch に対応)
HD Audio は 2004 年から登場した新しい規格で、DVD の音質を中心に考えられています。
(24bit/48khz/7.1ch に対応、32bit/96khz にも対応可能)

古いサウンドカード/サウンドチップは、HD Audio に対応していないものが多いので注意して下さい。


(3D効果、音響効果)

音を立体的に聞ける効果で、色々と種類があり、サウンドカードによって搭載されているものも異なります。

かつて一般的だったのは「Direct Sound」というシステムを使ったもので、これは大抵のサウンドカードが対応しており、立体的に音が聞こえるようになっていました。
「EAX」というものは Direct Sound の上位版という感じで、多数のスピーカーによる音響効果をさらに高めるものです。
しかし Windows Vista から Direct Sound の機能の多くが廃止されたため、EAX もそのままでは使えなくなりました。

Windows Vista と Windows 7 からは「OpenAL」いうものがサウンド用のシステムの中心となっており、対応したゲームや音楽プレイヤーを使うと立体的なサウンドを聴くことが出来ます。

他にも多くの音響効果や立体効果がありますが、これらは「各製品の特徴」であり、サウンドカードやオンボードサウンドの機能によってそれぞれ異なります。

なお、カードやチップによって、これらの特殊効果をハードで内蔵しているものと、ソフトウェアで対応するものの2通りがあります。
ハードで対応している方がパソコンへの負荷は少なくなります。


(その他)

それ以外の、サウンドカードの性能について簡単に説明します。

まず、「外部音源」
パソコンの中には多くの電気や磁気が通っていますから、その影響を受けて音にノイズが入ってしまいます
それを避けるため、パソコンの外部に設置するサウンドシステムもあります。
例えば、USBで接続するものは取り付けが楽で、ノイズが起こりにくいデジタルデータでやり取りでき、外部音源には適していると言われています。
MIDI 音源も高度なものになると 外部 MIDI 音源 になります。 MIDI 音源の音質で定評があるのは ヤマハ と ローランド社 のものですが、ローランドの MIDI音源 はソフト MIDI か、この外部音源しかありません。
外部音源は正確にはサウンドカードではないため、これらを総称して音源を「サウンドユニット」と呼ぶ場合もあります。

次に、「MIDI 同時発音数」
これは Wave 発音数と同じで同時にいくつのMIDIの音を発音出来るかですが、Wave と違って1曲1ch として数えるのではなく、1つの音が1ch です。
(音によっては、1音で1ch 以上使うものもあります)
だから 64ch とか 128ch とかの大きな単位で、128 ボイス、とも言います。
あまり気にする物ではないですが、例えば 128 ボイスの高音質な MIDI 音源をフル活用して作られた MIDI を、それ以下の MIDI 発音数しかないサウンドカードで聞くと、音がブツブツ途切れたりします。
そうなるまで作り込まれた MIDI は、あんまりないですけどね。

【 スピーカーについて 】

ここではサウンドカードに付いて色々説明をしていますが・・・
実際に音が出てくるのは、サウンドカードではなく「スピーカー」です。
サウンドカードがいくら良くても、スピーカーが良くないと、やはり再生される音にも限界があります。
サウンドカードとスピーカー、その2つが揃って始めて高音質が期待できます。

と言う訳で、すこしスピーカーについても説明しましょう。

スピーカーはパソコン機器であると同時にオーディオ機器でもあるので、値段も一般のオーディオ機器と同じくピンからキリまであり、高いものはすごーく高いです。
信頼があるのはやはり音楽メーカーのものですが、ノイズ除去機能など、パソコンのスピーカーならではの機能はやはりパソコンメーカーのものの方がよかったりするので一長一短です。

まず、出力数をチェックしましょう。
5W(ワット)」とか「10W」とか書いてある数字が出力数で、これが大きいほど高い音、高周波の音でも綺麗に表現できます。
逆にこれが低いと、高音域の音でビリビリというノイズが出やすくなります。
5W ぐらいだとノイズが入る場合もありますが、10W あればまず大丈夫でしょう。

次に、防磁タイプかどうか。
スピーカーは磁気を持っていますが、そのためにパソコンやディスプレイの横に普通のスピーカーを置いたりすると、画面が歪んだり、パソコンに影響を及ぼしたりします。
パソコン用のスピーカーなら防磁シールドがまず付いているので安心ですが、普通のオーディオスピーカーや古い安物のスピーカーの場合には注意して下さい。

次に、アンプ内蔵タイプかどうか。 アンプ内蔵とは、要するにボリュームがついているスピーカーです。
サウンドカードの中には基本音量のすごく低いものもあるので、スピーカーで音量が調整できないとまともなボリュームで再生できない場合もあります。
それに、スピーカーのつまみでボリューム調整できた方がラクですしね。
もちろん、音楽をやっている人や音質にこだわる人は、別にアンプを用意してもいいでしょう。

そして、スピーカーの数。
普通の2個セットのもの、2個+ウーハーの 2.1ch、4個+ウーハーの 4.1ch、ドルビーデジタルサラウンド対応で5個+ウーハー+ドルビーデコーダ、といったものもあります。
用途にあったものを購入する事になりますが、ドルビーデコーダはサウンドカード側にドルビーデジタルのデコーダ機能があればムリに必要ありません。
いずれにせよ、たくさんあるスピーカーの方が値段が高いです・・・

でも、スピーカーの一番重要のポイントは・・・ やはり「音質」ですね!
こればっかりは文字では表現できません。
やはり実際に聞いてみて、それで判断すべきでしょう。
だからスピーカーは、試聴できるお店に行って、自分の耳で確かめて買うのが一番です。
結局、機能云々なものではないかも・・・?(^^;


スピーカーの設置ですが、硬い場所の上に置いた方が音の響きが良くなります。
本の上とかはダメで、モニタの横にくっついているのも良くないです。
また、スピーカーの下が少し空いていた方がヘンな共振がなくなるので、スピーカーに付いている、底面に貼るゴムはちゃんと付けてください。
スピーカーの回りは出来れば余計なものがない方がいいです。
ウーハーは床に置きますが、壁際の方が重低音が響きます。しかし音も曇った感じになるので、良いポイントを探しましょう。

複数スピーカーの場合、それぞれのスピーカーから出る音の中心点に自分が来るようにして下さい。

【 オンキョーの担当者さまからお聞きした話 】

展示会で音楽機器メーカー「ONKYO(オンキョー)」の担当者さまから、色々なお話をお伺いすることが出来ました。

展示会/発表会でメーカーの担当者さまからお聞きした話は こちらのページ にまとめていますが、オンキョー様から聞いたお話は音楽の事に特化していますので、こちらに記載いたします。

パソコンで音楽環境の構築をする際の参考にして頂ければと思います。



ONKYO(オンキョー)さん 2009年10月

オンキョー様のブース担:本日は iPod のデータをデジタル出力可能なドック(ND-S1)をご紹介しています。

私:iPod のデータって、デジタル出力できなかったんですか?

担:今まではアナログ出力しか出来ませんした。
しかし今年になってからアップル側からの情報開示があり、デジタル出力が可能になりました。


私:デジタル出力の方が、やっぱり音はいいんでしょうか?

担:環境にもよりますが、ノイズが入らないため音質は良くなります
音楽データの持つ音をそのまま再現することが出来ますね。


私:デジタル入力のあるスピーカーは、やっぱり高いですよね?
このままデジタルケーブルでスピーカーに繋げれば音が鳴るのでしょうか?


担:アナログ入力しか出来ないスピーカーよりは価格は増しますが、昔ほど高い訳ではないですよ。
この iPod のドック(ND-S1)はデータの出力をするのみなので、アンプは別に付けるか、アンプ内蔵のスピーカーを使って下さい。


私:(展示されているスピーカーを見て)これってスピーカーにウーハーも付いてますよね。
ウーハーって別になっているものが多いのですが、一体型でもいいんですか?


担:サブウーハー(ウーハーだけが別になっているもの)より、ウーハーと一体型になっているスピーカーで音作りをした方が良いですよ。
サブウーハーの方がより低音を出すことができますが、音が別々になってしまいます。
サブウーハーに加えてウーハー一体型のスピーカーを使う方もおられますが、そこまでしなくても良い音になりますよ。


私:サブウーハーってよく部屋の隅の床に置けと言われますが、やはりその方が良いんでしょうか?

担:サラウンド効果を期待するならその方が良いです
そちらの方が低音もより響きます。


私:このスピーカーはパソコンで使うにはちょっと大きいですが・・・ やっぱりスピーカーは大きい方がいいんですか?

担:やはりスピーカーは大きい方が音響が得られますからね。
もちろん、スペースの問題もあるとは思いますが。


私:スピーカーって硬いところの上に置いた方が良いんですよね。
何か他に注意することってありますか?


担:置く場所は硬いところの方がいいです。
そして重要なのは、「
インシュレーター」というスピーカーの下に張るゴムがあるんですが、これを必ず付けて下さい
張られない方がおられるのですが、これがないとスピーカーが振動して音が悪くなります。


私:スピーカーの下に10円玉とか5円玉とかを挟んだらいいとか聞きますけど、あれって本当なんですか?

担:あ、それは本当です。
10円玉もインシュレーターの代わりになりますよ。
何もないよりは10円玉を挟んだ方が絶対いいです。


私:パソコンで音楽を聴く時にこうした方がいいと言うことはありますか?
やはりサウンドブラスターなどのサウンドカードを使う方が、音質は良くなると思うのですが・・・


担:サウンドカードを使うよりも、外部音源を使うのをオススメします。
パソコンの中は電気や磁気が多く、必ずノイズが入ってしまいます。
外部音源ならそれらのノイズから離すことが出来ます
外部音源は USB 接続のもので構いません。 USB でもデジタルで出力が可能ですから。
音質は外部音源にするだけでも、全然違いますよ!

○ リンク : オンキョー AV機器 トップページ(ONKYO DIRECT)へ


【 サウンドカードの取り付け 】

参考までに、簡単にサウンドカードの取り付けについて説明します。

サウンドカードは「PCI カード」と呼ばれる拡張カードの1つで、「PCI カード」は「PCI スロット」と呼ばれる取り付け部に付けられるパーツの総称です。
「PCIスロット」は白くて細長い取り付け部で、マザーボードに2個以上は備えられています。
たくさん PCI スロットがあるマザーボードほど、たくさんの拡張カードを付けられる訳ですね。
基本的にはどこに付けても構いません。
最近は PCI Express というスロットに取り付けるものもあります。
「PCI Express」についての詳細はマザーボードのページで説明していますが、付け方や扱い方は PCI とほぼ変わりません。

サウンドカードにはスピーカーなどを接続するためのコネクタがついていますので、ここがパソコン本体の外側に来るようします。

PCI スロットの横にあるカバーの金具(ブラケット)を外し、そこにスライドさせる様にサウンドカードを入れて、そのまま PCIスロットにグサッと挿します。
その後、カバーのあった部分をネジで止めます。
これは「PCI カード」と呼ばれるパソコンの拡張カードに共通した取り付け方です。

接続としてはこれだけですね。
ただしサウンドカードによっては、「CD/DVD ドライブ」とサウンドカードを付属のコード(オーディオケーブルやサウンドケーブルと呼ばれる線)で繋げる必要があります。
ものによっては、これを付けないと CD/DVD ドライブに 音楽CD を入れても鳴らない場合があります。
サウンドカード側のコードを付ける場所には「CD-IN」と書かれていますので、ここにコードを挿し、もう一方を CD ドライブに繋げます。

※ただし最近のマザーボードは、CD/DVD の曲をマザーボードを経由してサウンドカードに送れるようになっているので、CD/DVD ドライブとサウンドカードをケーブルで接続する必要がない場合が多いようです。
このため、サウンドカード側に「CD IN」のコネクタがないものもあるようです。
なお、マザーボード経由の場合はサウンドのデータはデジタルで、ケーブルの場合はアナログで送られます。
アナログの方がパソコンの負荷は少なくなりますが、デジタルの方がノイズに強いため音質が良く、近年のパソコンはサウンドの負荷はほとんど気にしなくて良いレベルになっているため、ケーブルの接続は無くなりつつあるようです。

実際にパソコンパーツを交換する場合は、
書籍などを買ってそれを見ながら行う事をお勧めします。



○ おまけコメント(特定のサウンドカードについて)

・サウンドフォントのお話

MIDI を鳴らすには MIDI 音源が必要ですが、MIDI 音源が音を作るには、音の元となるファイルが必要になります。
「Sound Blaster Live !」シリーズでは、その音の元となるファイルを「サウンドフォント」と呼びます。

サウンドフォントには見本となる音が収録されていて、それに音階や音響効果などを加えて MIDI の音を作っています。
だからこの サウンドフォント の良し悪しが実際に流れる MIDI の音質に直接影響する訳ですが・・・
Sound Blaster のドライバに最初から入っているサウンドフォントは、ロクなものじゃなかったりする場合があります。
この場合、やっぱり MIDI の音質も へぼへぼ になります。

しかしサウンドフォントはユーザー側で自由に入れかえる事が可能で、付属 CD や CREATIVE社 のホームページから入手する事が可能です。 ユーザーが独自に作成したサウンドフォントなんてものもあります。

サウンドフォントのファイルサイズが大きいものほど、音の見本がたくさん用意されているので、良い音が出しやすくなりますが・・・
しかしあまりサイズが大き過ぎるものだとサウンドカードのメモリに入りきらず、パソコン本体のメモリを使用する事になり、処理も重くなってしまいます。
ただ近年は CPU やメモリの能力が高くなっているため、サイズの大きなサウンドフォントでも、あまり問題なくなっています。
MIDI をやっている人で、「音が悪いなー」 とか 「もっと違う音にしてみたいなー」 と思っている人は、サウンドフォントを変えてみると、見違えるかもしれません。

・YMF 7x4 のスピーカー設定

ヤマハの YMF 7x4(724、744、754)といったチップは、4チャンネルスピーカー(4個のスピーカー)に対応しています。
しかしそのためか、初期設定が「4スピーカー使用」の状態になっています。
もし2個しかスピーカーがないのにこの設定のまま使っていると、発音されない音が出てきてしまいます。
スピーカーの数に合わせて忘れずに設定を変えておきましょう。
また、「擬似4チャンネル」の部分にチェックを入れておくと、2個のスピーカーで4個のスピーカーを使っているような状態の音が聞けます。(Sensaura機能)

・「マルチメディア」について

「コントロールパネル」の「マルチメディア」を選ぶと MIDI を演奏する際に使う MIDI 音源が選べます。
複数の音源があれば、ソフトMIDI を使うか ハードMIDI を使うか、高音質を優先するか低負荷の音源にするかなども選べますから、好みに合わせて設定を変えることも出来ます。

もし「ゲームをやったりインターネットで BGM のあるページに行くとパソコンが重くなる!」という場合は、ここで MIDI 音源を変えて試してみましょう。
まあ最近は CPU の能力が高くなっているので、MIDI でパソコンが重くなる事はあまりないですけどね。


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