○ 実機レビュー (2014年 秋モデル、デスクトップPC)
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GALLERIA XF は ガレリアシリーズ のラインナップの中では「中の上」ぐらいのモデルになります。 ドスパラ・デジノスのパソコンの名前は、モデルチェンジが行われてもあまり変化しません。 ドスパラ・デジノスのパソコンの特徴は、オーソドックスな大型のケースを使っているものが多いこと。
税込みだと 15 万円ほどになる構成です。 CPU の変更やメモリの増設、HDD や SSD の追加なども可能で、このハイスペック構成で記録装置が HDD だとそこがボトルネック(速度の足かせ)になるため、予算に余裕のある方は
SSD を追加するのも良いでしょう。 |
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ガレリアのデスクトップ(タワーモデル)は最上位の GALLERIA ZF 以外、ケースを選択可能です。 なお、このガレリアの標準ケースは 2013 年にマイナーチェンジし、外観が少し変わっています。
正面の角が大きく面取られているのが特徴ですが、あまり目立つ装飾のない、ほぼ真四角で黒一色のシンプルなデザインです。 サイズは高さが 45 cm、幅は約 21 cm、奥行きは約 52 cm。 前述したようにやや大きめです。 前面の下部はメッシュ(網目)になっていて、ここが吸気口になっています。 底面からの吸気を活用するため、できればカーペットの上には置かない方が良いでしょう。 前面の USB 端子は 3.0(青色で、3.0 対応機器なら高速になる)が2つ。 背面には USB 3.0 が4つ、USB 2.0 が2つ。 スピーカー用の端子と、マウスやキーボードを差す PS/2 ポートが2つあります。 内部の様子は以下のような感じです。
本体が大きめな分、中も広くなっています。 これだけスペースがあれば通気性は良いでしょう。 また GeForce GTX 970 や GTX 980 などの、上位のビデオカードを搭載するモデルには、ビデオカード専用の冷却ファン「ジェットストリームファン」が装着されています。 5インチベイ(CD/DVD ドライブの収納場所)は4つ、3.5 インチベイ(HDD の収納場所)も5段あり、これらに装着するパーツの増設で困ることはなさそうです。 また、本体とは直接関係ないのですが、ドスパラのパソコンに付いているスタートアップガイドは全ページカラーで解説図も多く、とても解りやすいものになっています。 |
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ゲーミングモデルの一番重要な点は、ゲームや高負荷な作業をどれだけ快適に行えるかでしょう。 まずは今回の検証機のパーツ構成について。 CPU は Core i7-4790。 この夏に登場したばかりの Haswell Refresh(ハスウェル リフレッシュ)と呼ばれる、2014 年型の最新 CPU です。 ビデオカード(グラフィックカード、VGA) は10月に発表されたばかりの GeForce GTX 970。 メモリは 8GB で、現在主流の「DDR3」の一般的なもの。(DDR3-1600) では、この構成でどのぐらいの速度が出るのか・・・ 結果は以下の通り。
CPU の測定は、昨年のモデル Core i7-4770 と、今回の検証機の Core i7-4790 で誤差程度の違いしか見られませんでした。 ハードディスク(HDD)の測定も、昨年のモデルより良い結果が出ています。 そしてゲーミングモデルでもっとも注目すべきグラフィック性能についてですが・・・ GeForce GTX 780 のスコアを上回っており、つまり新しい「上の下」(GTX 970)は、1つ前の「上の上」(GTX 780)を越える能力を持っていることになります。 そして注目したいのは消費電力。 ビデオカードはパソコンのパーツの中でも最も電力を必要としますが、GeForce 900 シリーズはそれが大幅に軽減されています。 性能が高くて、エコ。 これはもう、文句ないですね。 |
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以上、ドスパラ・デジノスのゲーミングパソコン「GALLERIA XF」の 2014 年秋モデルのレビューでした。 ドスパラ・デジノスは BTO(受注組立。ユーザーによるパーツ選択)を早期に開始した事と、ゲーミングモデルを前面に出したことで、大きく成長したメーカーです。 その方面では信頼と実績があり、今は一般モデルやノートパソコンの販売も伸びているようですが、BTO によるデスクトップのハイスペックモデルが主力なのは変わりません。 ドスパラは元々パーツショップだったので、その傾向が今も続いていると言えますね。 一方でマニュアルが良く、変わったところのない扱いやすいパソコンであるため、幅広いユーザーに勧められます。 特にこの GALLERIA XF は、「ちょっとパソコンに詳しい人なら、このパーツを選ぶだろうな」と思うような構成に最初からなっています。 長く使える性能になっているので、高過ぎない高性能 PC が欲しい人にオススメです。 (実売価格はキャンペーンや時期・構成などで変動します。 下記メーカーページでご確認下さい)
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