○ 実機レビュー (2009年秋〜2010年春 モデル)
   ドスパラ Prime Galleria XF (Core i7 860 + SSD 検証)


※このページは旧モデルの GALLERIA XF の記事です。
新しい 2014 年 秋モデルの GALLERIA XF のレビューは こちら をご覧下さい。

Dospara Prime Galleria XFドスパラさんより、2009年秋のモデル「Galleria XF」の実機の貸し出しをして頂きました。
当ページでは、その Galleria XF の実機レビューを掲載いたします。

「ドスパラ(DOSPARA)」さんは、ゲーミングモデル(ゲーム用途を考慮したパソコン)の通販売上で業界1位であり、 「ゲーム用PCに一番力を入れている」と公言されているメーカーです。(2008年〜2009年度現在)
「ゲームも可能なパソコン=ハイスペック」と言えますから、基本的には高性能型のパソコンがメインですね。

高性能型を追求するメーカーだけあって、最新パーツへの対応が非常に早く、今回お借りした「Galleria XF」も今季登場したばかりの最新型 CPU と、そのためのマザーボードがいち早く使用されています

SSD(HDD に変わる新型データ記録装置)や静音仕様などの特殊モデルもあり、今回は SSD 搭載型を試用させて貰いました。

パソコンのレビューと合わせて、これらの新型パーツの性能検証も行っていますので、この秋に新しいパソコンの購入を考えている方は参考にして頂ければと思います。



Galleria XF今回の検証で使用した「ドスパラ Prime Galleria XF」は、ドスパラさんのゲーム用PC「Prime Galleria」シリーズの 2009年 秋に登場したモデルの1つです。
2009年の9月、Intel(インテル社)は新型の CPU「Core i7 860/870」と「Core i5 750」を発表し、それらの CPU を使うための新しいマザーボード(P55チップセット、LGA 1156)も公開しました。
これら登場したばかりの新型パーツを使ったモデルが、この「Galleria XF」です。

Core i7 800 シリーズと Core i5 は、従来の Core i7 900 シリーズの廉価型としての位置付けで、そのため「前より高性能」とは一概に言えないのですが、Core i7 の改良型となっておりコストパフォーマンスは明らかに上がっています
Core i7 860/870 は Core i7 920/950 と同クラス、Core i5 は Core 2 Quad に変わる低価格型 CPU という形です。
去年までは Core 2 Quad でも「最新高性能型 CPU」でしたが・・・ もうその Core 2 Quad も、旧型となる時代になったのですね。

「Galleria XF」の本体の大きさは「ミドルタワー」と言われるタイプで、一般のパソコンとしては大きめな方です。
高さは約 44 cm、幅は約 20cm、奥行きは出っ張り部分を含めて 52 cm ほどあります。
高性能型のパソコンとしては、一般的なサイズではありますね。

使ってみて、最初に思ったのは・・・ 音が小さめなこと
高性能なパソコンのパーツは消費電力や発熱が大きいため、「冷却や換気」が重要になります。
そのため大きめのファン(送風機)が付いている場合が多く、ファンの音が大きいパソコンが多いのですが、このパソコンは性能の割に静かと言えます。
ドスパラさんのパソコンには「静音パック」なども用意されていて、もともと「静音性」を重視されているのは知っていたのですが・・・
こうして実際に使ってみると、その音の小ささを実感できます。

実機レビュー












































そして今回お借りした本体には、SSD が搭載されていました! (と言うかお願いして搭載して頂きました)

HDD
(ハードディスク)
SSD
(シリコンディスク)
記録量 多い 少ない
価格 安い かなり高い
速度 普通 非常に速い
騒音 それなりにある 無音
発熱 それなりにある なし
耐久性 振動に弱い 高い
寿命 非常に長い
(壊れない限り)
限界がある

SSD とは HDD(ハードディスク)に変わる新型のデータ記録装置で、HDD よりも高速にデータを読み書きすることが出来ます
新しい技術であるためまだ価格が高く、容量も少なめですが、新世代の記録装置として期待されています。
今回はその SSD の性能も検証していますので、興味のある方はぜひ確認してみて下さい。
SSD の概要については こちら で解説しています。

今回お借りした「Galleria XF」の実機は以下のような構成になっています。
検証はこの本体で行っています。

CPU Core i7 860 (2.8GHz)
メモリ 4GB (DDR3、PC3-10600)
データ記録装置 SSD 64 GB + HDD 1TB
グラフィック GeForce GTX 285
Windows Windows Vista 32bit 版

「Galleria XF」 の基本構成に SSD を加えた形で、価格は約 15 万円ぐらいでしょうか。 SSD がなければ約 13 万円です。

OS(Windows)は 32bit 版しか選べず、64bit 版は選択できません。
32bit 版 Windows はメモリは約 3GB までしか認識されず、この点はやや欠点と言えるのですが・・・ 一般に 64bit 版の OS は「使えないソフトがある」「ハードの増設時に(32bit版のドライバしかないことが多く)困る」などの問題があり、敬遠するユーザーが多いためのようです。
(でも私は 64bit 版を使っていますが、そんなに困ることも、ソフトが動かない事もないです。 しかしネガティブな意見が多い 64bit 版 OS をあえて扱っていなかったというのは、ドスパラさんらしいとも言えますね)
※ 現在は Windows が 7 になった事で、32bit 版と 64bit 版の双方を選択可能になっています。

マザーボードは「P55」というタイプで、これは Core i7 800 シリーズ、及び Core i5 を使用するために新たに登場したものです。

では、その Core i7 800 シリーズと SSD がどのぐらいの性能を持つのか?
これらの点を中心に、性能を検証してみたいと思います。



近年のCPUのランク
既存型 同クラスの新型
Core 2 Duo --
Core 2 Quad Core i5
Core i7 920 Core i7 860
Core i7 950 Core i7 870
Core i7 975 --
検証結果の前に、Core i7 800 シリーズというものがどういう CPU なのかを簡単に説明しておきましょう。
Core i7 800 は、Core i7 900 シリーズの「改良廉価型」です。
「改良型」ですので以前のものより高い性能を発揮する部分がある反面、「廉価型」ですので価格を下げるために削られてしまった部分もあります。
削られた部分は、メモリを3枚使って速度を向上させる「トリプルチャネル」というもので、800 シリーズはメモリを2枚使う「デュアルチャネル」までしか使えません。
ただ、メモリが3枚セットだと3の倍数でメモリを搭載する必要があるため、「3GB じゃメモリが足りない、6GB じゃ多すぎる」というケースが起こり、2枚セットの方がメモリの量を選択しやすいというのもあります。

Core i5 はさらに、「ハイパースレッディング(通称 HT、CPU の空いている部分を他の処理に活用する技術)」もありません。
Core i7 の 800 や 900 シリーズは、この技術によって8つの処理を同時に行えるのですが、Core i5 は4つまでです。
でもこの辺は、パソコンのマニアの方でないと気にする必要はないでしょう。

価格は Core i7 800 シリーズや Core i5 は前のものより安いはずなのですが、新型であるためまだ実売価格は高く、実際には同じぐらいの値段です。


パソコンのベンチマーク(性能測定)ソフトとしては世界標準と言える「PC Mark 05」で調べた、CPU やメモリの測定結果は以下の通りです。

比較対象として、この秋の日本 HP さんのパソコンと、普段使っているパソコン工房さんのパソコンも併記していますので、参考にしてみて下さい。

HP Pavilion s5150jp
2009年 秋モデル(スリム)
HP Pavilion e9190jp
2009年 秋モデル
パソコン工房 GS9
2009年 夏モデル
ドスパラ Galleria XF
2009年 秋モデル
・CPU: Core 2 Quad Q9650
 (3GHz、クアッドコア)
・メモリ: DDR3-1066 4GB
・VGA: GeForce GT 220
・CPU: Core i7 975 EE
 (3.33GHz、クアッドコア)
・メモリ: DDR3-1066 12GB
・VGA: GeForce GTS 250
・CPU: Core i7 950
 (3.06GHz、クアッドコア)
・メモリ: DDR3-1333 6GB
・VGA: GeForce GTX 295
・CPU: Core i7 860
 (2.8GHz、クアッドコア)
・メモリ: DDR3-1066 4GB
・VGA: GeForce GTX 285

今回検証しているドスパラさんのパソコンは一番右です。
Core i7 860 のCPU のスコアは、Core i7 950 よりも下、Core 2 Quad の最上位クラスよりも上、という妥当な点数が出ていますね。

しかしメモリのスコアが注目です。 「デュアルチャネル」(メモリ2枚組)であるはずなのに、「トリプルチャネル」(メモリ3枚組)である、Core i7 975 や Core i7 950 のパソコン(左から2番目と3番目)よりも高いスコアが出ています!
Core i7 800 シリーズはメモリやマザーボードとデータをやり取りするシステムが改良されていて、新型のマザーボード 「P55」 にも改良点があるため、これらが影響しているのではないかと思います。
この結果を見る限りでは、「Core i7 800 シリーズでトリプルチャネルが使えないことのデメリットは、ほとんどない」 と言って良いと思います。

なお、Core i7 シリーズは「メモリーコントローラー」というメモリを効率よく使えるシステムが CPU に内蔵されているため、Core 2 Quad と比べてメモリのスコアが大きく増しています。 上記の結果で、一番左の Core 2 Quad のパソコンだけメモリの数値が低いのはそのためです。

ドスパラさんの Galleria XF はグラフィックのスコアも非常に高いです。 使用されている GeForce GTX 285 は現在最強クラスのビデオカードですからね。
今回の検証では、グラフィックのスコアが GeForce GTX 295 を使っているパソコン(左から3番目)よりも高くなっています。
Core i7 800 シリーズは 「グラフィック・コントローラー」 というグラフィック関連のシステムも CPU に内蔵されているので、その影響なのでしょうか・・・?
PC Mark 05 のグラフィックの測定には、ビデオカード以外の性能も影響するため、それも関係しているかもしれません。
とにかく、総合的に見て非常に高い性能なのがよく解ります。
(近年のグラフィックカードとCPUのランク付けは 2009年度パソコン/パーツ比較検証 のページに掲載しています)


そして、HDD(ハードディスク)の性能ですが・・・ 「SSD」 であるためか、ハンパじゃないスコアが出ています!

この SSD の性能については、ハードディスクなどの「記録装置」の測定を専門に行うソフト「CrystalDiskMark」で詳細にチェックしています。
結果は以下の通りです。
(一番左の「通常のHDD」は今年6月に購入したパソコンのもの、RAID 0 は今年初頭のモデルです)

HDD - RAID 0 - SSD

3段の測定結果の一番上の段(連続)は「シーケンシャル速度」とも言い、大きなデータファイルの読み書きの速さです。
大きなファイルのコピーや読み込みの際は、これが影響しますね。

真ん中の段と一番下の段は「ランダムアクセス」の速度で、色々なファイルを次々と読み書きした場合の速度です。
2段目はやや大きめのファイルを、一番下はサイズの小さなファイルを次々と読み書きする時の速さで、大きなソフトウェアを動かす時や、Windows の起動時の速さは、このランダムアクセスの方が影響します。

RAID 0 とは同じ HDD を2つ組み合わせて使い、動作速度を向上させる技術です。
詳しくは こちら をご覧下さい。

結果を見て解る通り・・・ シーケンシャル速度(連続)は RAID 0 も健闘していますが、ランダムアクセスは SSD が圧倒的に速いですね。
これはそのまま、Windows の起動時間などに直結します。 実際、今回検証しているパソコンは Windows の立ち上がりが明らかに速かったです。
特に「ランダムアクセス 4K」の測定速度は、HDD とは比べものにならないですね。

SSD は読み込みに比べると、書き込みは少し遅めです。
そのためか、連続したデータ(シーケンシャル速度)の書き込みの速さは、RAID 0 の方が速くなっています。
しかし大きなデータを書き込みし続けると言うことはあまりないので、体感速度はやはり SSD の方が上でしょう。
なお、RAID 0 はランダムアクセスはそれほど速くなりません。 今回のデータでも 「通常のHDD」 とあまり変わりませんね。

一番左の「通常のHDD」のハードディスクは今年のモデルであり、決して性能が低い訳ではありません!(むしろ高いはず)
それでも SSD と比べると、大きな違いがあるのが解ります。


SSD実際に SSD のパソコンを使ってみての感想ですが、ファイルやソフトの起動がキビキビしているので、明らかにその速度を体感できます。
CPU やメモリをパワーアップした時以上に、SSD はその速さを実感することが出来ますね。

そして何より・・・ 「不気味」です。 ^^;;
Windows が起動する時も、ソフトをインストールする時も、ファイルをコピーする時も、何の音もなく動くのです
ハイブリッドカーの「プリウス」が、よく「動く時に音がしないので違和感がある」とか言われますが、それに近いものがあります。
無論、騒音はない方がいいんですけどね。

とにかく SSD、速さも騒音のなさも快適です。
ただ、SSD は価格に対して容量が少なく、今回お借りした Galleria XF の SSD も 64 GBで2万円です。
高いものだと8万円ぐらいしますね。 一方、HDD は 1TB(1000GB)でも最近は1万円程度です。

この価格差をどう考えるか・・・
通常は SSD を Windows の入った起動用ドライブにし、大容量の HDD も別に付属して、そちらをデータ保存用にします。
今回のパソコンもそうなっているのですが、これだと HDD 側にインストールしたソフトの起動速度は、やっぱり HDD 側のものになる訳で、ここが考えどころです。
今回の検証はすべてのソフトウェアを SSD に入れて試したので、すごく快適でしたが、実際の使用時にはもう少し違った形になるかもしれません。
でも Windows の起動は、ほんと速いですよ。


【おまけデータ】

私はこれまでパソコンの性能検証に、「CrystalMark 2004」というソフトも使っていました。
これはパソコンの各項目を調べられる上に、フリーで公開されているため、誰でもダウンロードして気軽に使う事が出来ます。
無料で使えるソフトでないと、自分のパソコンと見比べるという事が気軽に出来ないため、ベンチマークソフトとしては扱い辛いですからね。
そのため、これまではこのソフトの結果も検証の目安としてきたのですが・・・ 今回お借りした「Galleria XF」は CrystalMark 2004 で測定すると、正確な数値が計れませんでした。

このソフトは CPU の測定が4スレッドまでしか対応していないため、8スレッド対応の Core i7 は正常に測定できません。
加えて原因は不明ですが、グラフィック関連の測定結果の一部がスコアに反映されず、そのため実性能よりも低いスコアしか表示されませんでした。
新型のマザーボードはグラフィック関連のコントローラーがマザーボードのチップセット側から CPU 側に移されたため、それが原因だと思われます。
計測結果は右の通りですが、正常な測定結果ではないため、あくまで参考として見て下さい。

メモリ と HDD の測定結果に関しては、相応に参考に出来ると思います。
HDD は SSD のスコアになっており、やはりその速さを実感できますね。
CrystalMark 2004」で測定した他のパソコンのスコアは、2009年度 実機レビュー&パソコン/パーツ比較検証 のページで一通り掲載していますので、参考にしてみて下さい。


そして、このパソコンで実際にゲームをやると、どのぐらい快適なのか・・・
各種のゲームのベンチマークソフト(速度測定ソフト)の結果は以下の通りです。
スコアが高いほど、そのゲームが快適にプレイ出来ます。 別のパソコンの結果も比較対象として掲載していますので参考にして下さい。
今回検証している「Galleria XF」は一番右です。

HP Pavilion
s5150jp
HP Pavilion
e9160jp
HP Pavilion
e9190jp
パソコン工房
GS9
ドスパラ
Galleria XF
2009年秋モデル 2009年秋モデル 2009年秋モデル 2009年夏モデル 2009年秋モデル
CPU Core 2 Quad Q9650
(3GHz)
Phenom II X4 810
(2.6GHz)
Core i7 975 EE
(3.33GHz)
Core i7 950
(3.06GHz)
Core i7 860
(2.8GHz)
メモリ DDR3-1066 4GB DDR3-1066 4GB DDR3-1066 12GB DDR3-1333 6GB DDR3-1066 4GB
VGA GeForce GT 220 GeForce GT 220 GeForce GTS 250 GeForce GTX 295 GeForce GTX 285
HDD ふつう ふつう ふつう ふつう SSD
構成価格 15万円前後 8万円前後 25万円前後 23万円程 15万円前後
ベンチマークソフト
3D mark 06
総合 6200 6950 15900 19250 17850
CPU 4350 3450 6000 5500 5200
大航海時代
Online
ノーマル 2600 2210 2680 3520 3160
FFXI
(ファイナルファンタジーXI)
LOW 10850 10200 12100 11850 11100
HIGH 8600 8050 10250 10250 9000
モンスターハンター
フロンティア
1280x1024 5800 3500 13200 14500 17000
(信長の野望 Online) (360) (350) (460) (420) (400)

※3D mark 06 はゲームではありませんが、最も一般的に使われる測定ソフトなのでリストに含めています。
大航海時代 Online はノーマル、FFXI やモンスターハンターも初期設定のままでの測定を行っています。
目安として、大航海時代 Online は 300 以上で快適、FFXI は 4000 以上で快適、モンスターハンターは 3500 以上で快適です。

信長の野望 Online のベンチソフトはもう古いので、最近の性能を十分に測定できません。 あくまで参考程度にして下さい。

驚いたのが「モンスターハンターフロンティア」の測定結果。 他のパソコンより圧倒的に高いスコアを出しているのです。
何度か計ってみましたが、だいたいこの辺りの速度(スコア 17000 前後)で安定します。
モンスターハンターフロンティアは、廉価型のビデオカードでスコアが妙に伸びないとか、一部の安価型の CPU を苦手とするなど、「得手不得手」があるゲームなのですが、どうやらこのパソコンの構成は(具体的になにが影響しているのか解りませんが)、やたら「得意」な部類のようです。
(ベンチマークソフトを SSD にインストールしたので、それがスコアに影響しているのでしょうか・・・?)

他のベンチマークのスコアですが、「3D mark 06」ではパーツの性能相応の結果が出ています。
なお、SSD のおかげで、測定の合間のファイルの読み込みがえらく速かったのを一応追記しておきます。

FFXI は、思った程のスコアが出ていません。 FFXI は今となっては「最新グラフィック」のゲームではないので、ビデオカード「GeForce GTX 285」のパワーはそれほど生かされないようで、Core 2 Quad+GeForce GT 220 の構成と大差のない結果になっています。
と言っても「この構成の割には」の話であり、ゲームをやる上では十分以上のスコアが出ていますけどね。

3D と 2D のグラフィックを併用する「大航海時代 Online」でも、高いスコアが出ています。
GeForce 8000 や 9000 シリーズと RADEON は 2D グラフィックの性能にやや難があるのですが、GeForce GTX は 2D でも高い性能を持ちます


ここからは、ドスパラ 「Galleria XF」 のパソコンの外観とケースについてご紹介します。

まずは本体の前面、側面、後部の写真を、まとめて。

Galleria XF ケース外観

ケースの前面はシルバーとブラックのデザインです。
ケースにツヤはありませんが、灰色と黒のシックな外観は、ハデすぎず地味すぎずのデザインですね。
前面の下部には吸気口があり、中にはケースファンが取り付けられています。

側面には左側に2つの吸気口が開いています。 上側はダクトで CPU に通じていて、下はビデオカードの吸気用です。
ここは排気口ではないので、ここから温風が出てくるという事はありませんのでご安心下さい。(排気は後部から行われます)
ただ、この穴のおかげで左側にいるとファンの騒音がやや聞こえやすいかもしれません。
まあページの冒頭で述べたように、パソコンの騒音自体がかなり静かな方なので、それほど気にならないとは思います。

ケース側面にも穴が開いているのは、かなり高性能なパーツ(つまり発熱や消費電力が大きなパーツ)の使用を考慮しているためだと思われ、その点はゲーム向けの高性能PCをメインにしているドスパラさんらしいと言えます。

後部は・・・ 最初に見た時、笑いました。 だって USB が「これでもか!」というぐらいズラーっと・・・!
なんと 10 個並んでいます! 前面の2つを合わせると、合計で USB が 12 個付いてます。^^;;
たくさんあるに越したことはないんですが、しかしこれだけ付いてるパソコンって珍しいですねぇ。

ただ、このパソコンには 「IEEE 1394」 や 「eSATA」 といった端子が付いていません。
USB が多いのは、それらの端子がないから、ケースのそれらを付ける部分にも追加で USB を付けているためだと思われます。
IEEE 1394 や eSATA は必須なものではありませんが、利用している方はご注意下さい。
( IEEE 1394 や eSATA については こちら で説明しています)
(なお、USB が多くて eSATA などの端子がないのは、使われているマザーボード「P55-SD50」の特徴のようです。同じマザーボードが使われた他社のパソコンでも同様になっています)


パソコン本体の中身の様子ですが・・・ 以下の写真のようになっています。

Galleria XF ケース内部

さすがケースが大きめなだけあって、中は広々です。
これならエアフロー(通気性)はバッチリで、拡張やパーツの追加・取り替えもラクですね。
フタ側には CPU ファンに向かってダクトが付いています。

前面側の下部には HDD の取り付け部(HDDベイ)が、その上には SSD の取り付け部が用意されていました。
この周囲も大きく開いているので、増設は容易そうですね。
ただ、HDD や SSD のコードを取り付ける SATA の差し込み口がビデオカードの裏側に隠れているので、増設時にはビデオカードを外さないと難しいかもしれません。
これはパソコン側のせいというより、ビデオカード(GeForce GTX 285)のデカさのせいでもありますが・・・

電源には 「静かシリーズ」 という商品名が付いているもの(KT-650AL)が使われていました。
静音電源を使っているところはドスパラさんらしいと言えます。
なお、ドスパラでは電源ユニットの選択も可能です。
もっと高出力なものや、「80PLUS 認定品」(電気効率が良いと認定されたもの。そのぶん省エネになる)も選べるので、パーツの追加などを行いたいヘビーユーザーの方は上位のものを選んでもいいでしょう。



以上、Galleria XF のレビュー、及び Core i7 860 と SSD の検証でした。

ドスパラさんのパソコンは最新のパーツにいち早く対応し、新型の高性能を持つ一方で、性能の割に価格が安めという特徴があります。
また、静音タイプや水冷タイプなど、特殊なカスタマイズにも対応しており、パソコンのマニアでも納得できる拡張性の広さを持ちます。
静音性を重視していて、電源も選べるなど、「パソコンを知っているユーザーが望むもの」を用意しているのが伺えますね。

ケースやパソコンの作り自体は割とオーソドックスなのですが、オーソドックスなだけにクセがなく、後から手を入れやすいというのもあります。
高性能志向、新型パーツ志向だけど、余計なものは省いていて、コストや価格を抑えている、と言った印象を受けました。

「ゲームも可能な高性能型PC」を望む人の多くは、ある程度パソコンに詳しい人が多いので、そういった方にアピールする点が多いのが、ドスパラがゲーム用PCメーカーとして NO.1 を維持してきた理由でしょう。
それはこの「Galleria XF」を見ても納得ができます。 ゲームも可能な PC の購入を考えておられる方は参考にして下さいね。

(実際の販売価格はキャンペーンや時期・構成などで変動します。 下記リンク先で確認してみて下さい)

ドスパラ Prime Galleria XF ドスパラ Prime Galleria シリーズ
※今回レビューした Prime Galleria XF は GeForce GTX 285 搭載モデルですが、GeForce GTX 285 が品薄のためか、販売が停止されていました。 そのため、上記のリンクは Prime Galleria シリーズのトップページへのリンクにしています。
Galleria HX や XB、XG が似たモデルとなります。


・Prime Galleria XF は Core i7 860 + GeForce GTX 285 モデル
・OS は Windows 7、32bit 版と 64bit 版モデルがあり
・CPU は Core i7 870、Core i5 を選択可能
・SSD の搭載可能
・静音パック、水冷パックの選択あり
・電源ユニット、地デジチューナー、2台目ハードディスクの選択可

○ 日本 HP(ヒューレットパッカード)様のパソコンの設計思想についてお聞きした内容を、こちらのインタビューページ に掲載しています。

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