○ 実機レビュー (2015年 春モデル、ゲーミング ノートPC)
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GALLERIA QF シリーズは、ドスパラのゲーミングノート(ゲーム用に作られたノートパソコン)の名前です。 ただしその分、本体のサイズと重さ、消費電力が大きいため、「携帯性」や「バッテリー持続時間」は低めになります。 近年のノート PC ですから、ウェブカメラやマイクも液晶上部に装備。 バッテリーの駆動時間は公称で 3.1 時間。 ゲーミングモデルなのでそんなに長時間駆動ではありません。 今回試用したマシンの構成は以下の通りです。 【 GALLERIA(ガレリア) QF960HE 信長の野望 Online 推奨 12周年記念モデル 】
OS は Windows 7 も選べます。 ただしその場合、価格が 4000 円ほど高くなります。 CPU は Core i5-4210M も選択可能。 メモリも 16GB(8GBx2)に増量可能です。 ちなみに「信長の野望 Online 推奨 PC」には、Core i7-4790 + GeForce GTX 960 のデスクトップ PC「GALLERIA XT」と、Core i5-4590 + GeForce 750 の廉価型デスクトップ「GALLERIA DM」もあります。 信On 推奨 PC の付属品は、プレイチケット 30 日分と、ゲーム内アイテムの成長支援箱(育成アイテム詰め合わせ)、領国銀 2000、特別家臣登用箱(家臣の紹介状と育成資金など)、信On 十二周年の旗の5種類です。
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ノートパソコンは外観も重要視される部分です。
黒一色の本体で、天板には銀色の GALLERIA のロゴがあります。 キーの大きさはデスクトップのフルサイズキーボードとほぼ同じ。 キーピッチ(キーの間隔)も 18mm あり、使いやすいサイズです。 キーボードには LED ランプが内蔵されており、青く光らせることも出来ます。
タッチパッドは下部が物理ボタンを兼ねていて、押し込むことでクリックできます。 パッド自体を二度押ししてもダブルクリック可能。 ゲーミングモデルとして特徴的なのは、左上にあるファンのボタン。
以下は側面の様子。 右側面には CD / DVD ドライブと USB ポート、LAN(ネット接続)端子などが。
合計で4つも USB ポートがあるのが特徴ですね。 ゲーミングノートなので、やはり厚さは結構あり、実測で本体部が 27mm、ディスプレイを閉じた状態だと 37mm ほどあります。
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ゲーミングモデルの最も重要な点は、ゲームや高負荷な作業をどれだけ快適に行えるかです。 まず、今回の検証機のパーツ構成について。 CPU は Core i7-4710MQ。 Haswell Refresh(ハスウェル リフレッシュ)と呼ばれるタイプのノート用 CPU で、2014 年の夏から普及しているモデル。 ビデオカード(グラフィックカード、VGA) は、今年の3月に発表されたばかりのノート用ビデオカード GeForce GTX 960M。 メモリは DDR3 の省電力タイプ DDR3L。 データ記録装置は HDD。 SSD も追加搭載可能ですが、今回の検証機は HDD のみ。 では、この構成でどんな測定になったのか、結果は以下の通り。
右から2番目のパソコンと、今回の検証機は CPU とメモリが同じです。 そのため CPU のスコアはほぼ同じになりました。 メモリの速度は、他のパソコンと比べるとやや早め。 HDD の速度は、耐久性重視で回転速度が遅めの製品が使われているためか、他のデスクトップパソコンよりも低めのスコアになっています。 しかしこのスペックのパソコンだと、作業速度のボトルネック(足かせ)になっていることは確かでしょうから、余裕がある人は SSD の搭載を考えた方が良いと思います。 そして肝心のグラフィックの性能ですが・・・ ただ性能としては十分で、デスクトップ用の廉価型 VGA である GeForce GTX 650 と比べると、明らかに上ですね。
これはパソコンのせいではなく、最新の GeForce に付属されているソフトウェア「NVIDIA Optimus」技術のせいです。 これを解消するには「NVIDIA コントロールパネル」を開いて「3D設定の管理」を選択し、「優先するグラフィックスプロセッサ」の項目で「高パフォーマンス NVIDIAプロセッサ」を選んでおく必要があります。
ビデオカードが ON にならないソフトウェアは、ドラクエX 以外にもあるようです。 実は昨年の夏に試用したゲーミングノートでも同じ症状が発生していて、その時は「高パフォーマンス」の設定にしても問題は解決しませんでした。 ドラクエX はビデオカード不使用でも相応の速度で遊べ、その方がバッテリーの消耗と発熱は少ないので、使用しない利点もあるのですが・・・ |
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以上、ドスパラのゲーミングパソコン「GALLERIA QF960HE」のレビューでした。 今回は「信長の野望 Online 推奨モデル」だったのですが、ぶっちゃけ 信長の野望 Online なら、今ならビデオカードなしでも動くレベルです。 別にゲーミング PC でなくても良かったりするのですが・・・ 性能が良いほど高負荷がかかる場面でも高画質で滑らかに動くので、スペックが高いに越したことはありませんね。 当然、他のゲームを動かすこともあるでしょうし。 冒頭でも述べたように、ドスパラの「ゲーム推奨モデル」はパソコンのサポートだけでなく、そのゲームの動作までサポートしてくれます。 これは長年ゲーミング PC を販売し、数多くのゲームメーカーとの提携を持っているドスパラの長所の1つです。 このパソコンには 信長の野望 Online らしい装飾などはありませんが、動作保証の安心感があることは確かです。 普通にゲーミングノートとして見ても、お勧めできる価格と構成のモデルで、ゲームも出来るパソコンを考えている方には有力な選択肢になるでしょう。 (実売価格はキャンペーンや時期・構成などで変動します。 下記メーカーページでご確認下さい)
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