このページでは、各地で開かれている展示会や発表会に参加した際に、パソコン工房の担当者さまから直接お聞きした話を掲載しています。 ※このページは過去のインタビューを掲載しています。 最新のお話はこちら になります。 |
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担:「はい、iiyama ブランドで発売予定の 15 インチゲーミングノート、最新型モデルです。(15GSX8140 シリーズ) GeForce GTX 970M を搭載し、4K イグゾーディスプレイを搭載しています」 私:「GeForce GTX 970M! まだ発表されたばかりですよね。 しかも 4K ですか。 お値段はいくらだろう・・・ 見た感じ、ゲーミングノートとしては厚さもかなり薄いですが・・・」 担:「厚さ 25 mm、重量は 2.5 kg です。 価格は約 18 万円からとなっています」 私:「うーん、凄いですね。 ちょっと前は上位ゲーミングノートというと、その倍ぐらいの厚さと重さがありましたが・・・ そういう時代になったんですね。 先ほど iiyama ブランドと言われていましたが、ゲーミング PC はフェイスさんで扱っているのでは?」 担:「フェイスはデスクトップのゲーミングモデルのブランドになります。 ノートは種類を問わず、『イイヤマ PC』というブランドになります」
担:「はい、国内生産であることが解りやすい、イイヤマのブランドを推していこうということになっています。 ただ、フェイスは工場が東京なんですよ。 長野県の飯山工場ではないので、イイヤマは名乗れないという・・・ でも国内生産であることは変わらないんですけどね」 私:「奧にあるデスクトップモデルも GeForce GTX 980 を搭載しているようですが、あれはフェイスのゲーミングモデルですか?」 担:「いや、あれはゲーミングモデルという訳ではなく、一般向けというか、業務用モデルです。 4K イグゾーディスプレイでの動画や CG 制作を考慮しているのですが、業務用ビデオカード(Quadro など)には新モデルがないので、4K 画質は扱えません。 ですから GeForce 900 シリーズを入れていて、4K でも動画で 60 fps が出ることを想定しています」 他の方:「でも 4K で動画エンコードするとメモリが 8GB あっても落ちるからね。 16 GB ないとダメで、相当なスペックがいるよ」 私:「業務用だからか、これは HDD ベイ(HDD 装着部)も多いですね。 SSD も積んでいるようですが・・・」 担:「はい、HDD と M.2(データ記録装置を装着できる PCI Express)の SSD を搭載しています。 ただ HDD ベイに関しては、ハードに使っている方は外部の HDD ケースを使用されるので、たくさん内蔵する方はあまりおられませんけどね」 私:「ああそうだ、M.2 の SSD って今どうなんでしょう? わざわざ M.2 にする価値はあるのでしょうか?」 担:「M.2 の SSD は大人気で、在庫がなかなか増えない状況です。 入荷してもすぐ品切れになってしまいますね。 速度は確かに速く、普通の SSD では 500 Mbyte/s ぐらいですが、M.2 なら 700〜800 Mbyte/s いきます」
担:「普通の SSD の1割から2割増しぐらいですね」 私:「その程度なんですか! それでそこまで速度が上がるのなら、SSD を付ける人は性能重視でしょうし、人気になるのも解りますね。 自分も今度買う時は考慮に入れよう・・・」 担:「なかなか在庫が確保できない状況でこういうのも何ですが、私としてもお勧めですよ」 私:「他に何か人気の製品はありますか? また、最近の販売傾向とか・・・」 担:「薄型(23mm)で フル HD 液晶と GeForce GTX 840 を搭載した、10 万円の 15 インチノートが人気になっています。(15S7050-i7) また、4万円を切る値段で Office を搭載した Windows タブレットを発売し、ご好評頂きました。 すでに完売していますが。 傾向としては、よく売れているモデルの平均は 10 万円ぐらいでしょうか。 ただ、やや上のモデルは高価格にシフトしています。 12〜13万円のモデルを買われていた方が、15〜16万円のモデルを選ばれるようになっていますね」 【 感想 】 ○ リンク : パソコン工房 公式サイトへ |
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【 パソコン工房&フェイス、展示ブースにて 】
パソコン工房・担:「それは当社の株取引用モデル『株パソ』の1つですが、なかなか売れてますよ。 でも一番売れるのは2画面と4画面で、ほぼ半々。 6画面はその半分ぐらいですね」 私:「4画面のパソコンってそんなに売れるんだ・・・ パソコン工房さんは、現在は株パソなどの業務用モデルと一般モデルを扱い、フェイスさんの方でゲーミングモデルを扱う体制になったと前回お聞きしたのですが、それは今も変わってないのでしょうか?」 パソコン工房・担:「そうですね。 うちは一般モデルと、業務用の特化モデルが中心です。 あと、最近は国内生産である『イイヤマ』のブランドを推していて、イイヤマの名でカタログなども作成しています」 フェイス・担:「ただ最近は、パソコン工房でもゲーミングモデルを、フェイスでも一般モデルを販売していますよ。 やはり両方を備えていないと、見に来られた方が『欲しかったものがない』ということになってしまいますので」 私:「でも、それじゃ分けた意味がないんじゃ・・・」 パソコン工房・担:「えぇ、まあ、そうなんですけどね(笑」 私:「あと、飯山工場はマウスコンピューターの印象が強いのですが、ではパソコン工房さんのモデルはマウスコンピューターさんの一般モデルと似た製品になってたりするのでしょうか?」 パソコン工房・担:「いえ、生産ラインは別になっています。 でもマウスコンピューター、パソコン工房、フェイスは、今は同じ系列ですね」 私:「フェイスさんの方は、やはりゲーミングモデルですから、カスタマイズや新パーツ重視ですよね?」 フェイス・担:「えぇ、フェイスは選べるパーツを豊富にそろえています。 部品は細かく選べるようにしていて、マザーボードまで選択することができます。 どちらかと言うとパソコンの知識をある程度持っている方向けですね」 私:「マザーボードなどは基本的には市販品ですよね? フェイスさんやパソコン工房さんの方で、手を入れているということはあるのでしょうか?」 フェイス・担:「マザーには細かい部分に手を入れています。 ですから厳密には市販品とは異なります。 物理的な理由や、後で解った問題を解決したりしています」 【 感想 】 ○ リンク : パソコン工房 公式サイトへ 、フェイスインターネットショップへ |
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【 パソコン工房ブースにて 】
担:「TWO TOP はなくなったと言うより、当社のブランド名の1つになりました。 マウスコンピューターさんとはイベントの際に共同でブースを出すこともありますが、会社は別々に運営されています」 私:「今回は同じユニットコム系列のフェイスさんが別ブースになっていますが、この辺はどうなっているんでしょう? 以前のイベントではマウスさんが一般モデルを、ユニットコムさんは特化モデルを出品していたようですが、そういった方針なのでしょうか?」 担:「いえ、そのイベントの時にそういう展示だっただけです。 ユニットコム内で言いますと、TOWTOP(ツートップ)はクリエイター向けや株パソ(株取引専用パソコン)などの用途特化モデルを、フェイスはゲーミングモデルや尖った特徴を持つモデルを、パソコン工房はそうしたものではない一般モデルを扱っています」 私:「個人的に、パソコン工房さんには『安定性・信頼性重視』という印象があるのですが、その辺は変わってないのでしょうか?」 担:「デザインは新しくしていますが、一般用のモデルが中心なので、その辺りは基本的に昔と変わっていませんね。 最新パーツはフェイスの方でいち早く扱っています」 私:「パソコン工房さんとして、最近の傾向や変化のようなものはありますでしょうか?」 担:「10月から BTO に、より力を入れるようになっています。 以前よりも多くのパーツを取りそろえています。 また、イイヤマの製造であることをアピールしています。 ダンボールにも大きく『イイヤマ』と書いてあります」 私:「ああ、ホントだ。 そしてパソコン工房の名前がない・・・ もう『イイヤマ製』ですね(笑 イイヤマってことは、マウスコンピューターさんの工場(長野県飯山市)ってことですね。 これはつまり、国産であることのアピールでしょうか?」 担:「そうです。 安く売っていると、どうしても「中国製だろう」と思われてしまいます。 そこで国内組立であることが解るように、日本製だとはっきりわかる名前を表に出しました。 実際、これにしてから売上は上がっています(笑」
私:「先ほどパソコン工房さんのブースの方で、フェイスはゲーミングモデルと尖ったモデルを中心にしていると聞いたのですが、方針としてはそんな感じでしょうか?」 担:「はい。 ゲームユーザー向けのパソコンを開発しています。 また、最新パーツのテストと導入を優先して行っています。 あと、カスタマイズも重視しています。 個々のパーツのメーカーまで選べるようにしていきたいと思っています」 私:「展示されているパソコンは、なにか凄いことになってますね。(水冷+SLI の大型モデルを展示)」 担:「ああいうのも作っていくというアピールですね。 ただ、売れ筋はやはり6万円〜7万円の、安価なゲーミングモデルです」 私:「なにか『尖ったパソコン』として、こんなのも用意している、みたいなものはありますでしょうか?」 担:「キューブモデル(四角形の小型 PC)なども販売しています。 こうした特殊形状のケースも用意したいですね」 【 感想 】 ツートップは用途特化型、フェイスはゲーミングモデル、パソコン工房は一般向けというのは、今後パソコンを選ぶ際に覚えておいた方が良さそうです。 ○ リンク : パソコン工房 公式サイトへ 、フェイスインターネットショップへ |
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担:「本日は Windows 7 が入った、15 インチサイズの本体に 17 インチの画面を持つノートパソコンなどを展示しています。 ぜひご覧になって下さい。」 (この日は Windows 7 の発売数日前でした) 私:「パソコン工房さんのパソコンは、用意されているモデルの多さが魅力だと思うのですが、やはりそこが一番の特徴でしょうか?」 担:「確かに当社は多くのモデルを用意しており、ユーザー様が希望するモデルを見つけやすくなっていると思います。 でも当社の一番のアピールポイントは、店舗数の多さですね。 全国に 70 店舗以上の直営店を持っていて、この数は2位の他社さんの2倍以上の誇ります。 店舗があればお客様に直接アドバイスができますし、何かあった時にも直にお話をお聞きして対応を行えます。 この店舗数の多さと、そこから来るサポートの良さが、当社の一番のアピールポイントですね」 私:「確かに初心者の方は、近くにお店があれば直接アドバイスを貰えますから、そこで買うのが一番いいですよね。 そう言えば、フェイス(Faith)さんなんかも同じ会社になるんですよね?」 担:「はい、フェイス(Faith) や ツートップ(TWOTOP) も当社になります。 やや時間がかかる場合もあるかもしれませんが、全国にあるパソコン工房の店舗で、フェイスやツートップのパソコンのサポートも行えますよ。 サポートセンターにも技術者やスタッフが多くいて、サポート体制を整えています」 (パソコン工房、フェイス、TOWTOP は大阪に本社を置く「株式会社ユニットコム」の系列です) 私:「ハード面に関しては特徴はありますでしょうか? 実は私は今年、パソコン工房さんのパソコンを買ったのですが・・・ ケースがすごーく地味という印象を受けたんですけど・・・」 (黒一色のケースでした) 担:「え〜〜、「地味」と言われたら地味かもしれませんが・・・ そこは「シック」といって頂ければ・・・(笑 でもケース自体は良いものですよ。 アルミ製ですし、サイズに余裕があって、マザーボードなどもスライドして引き出せるようになっていますし・・・ 各部を外してメンテナンスしやすい構造になっています。 まあ、見た目は少々、シンプルかもしれませんが・・・」 私:「ケース以外のパソコンの構成などについてはどうでしょう?」 担:「当社はマイクロソフトから 「ゴールド認定」 のパートナー提携をさせて貰っています。 また、2008 年度の 「パートナー・オブ・ザ・イヤー」 という賞も頂いており、マイクロソフトさんのサイトでも当社の工場が紹介されています。 それだけの信頼を頂いているというのが、うちのアピールポイントですね。 ちょうど Windows 7 が発売されますが、その対応についてもゴールドパートナーの当社なら安心できると思います」 私:「マイクロソフトさんとの提携が深く、信頼性がある訳ですね。 そう言えば、ちょっと気になったのですが・・・ 私は個人的にパソコン工房さんには「マジメ」なイメージがあったのですが、最近「音々ちゃんモデル」なるものを出されていますよね。 あれは、萌え方面を取り込もうとかいう事なんでしょうか?」 担:「あー、あれは商店街のキャンペーンなんですよ。 日本橋商店街の振興キャンペーンとして「音々ちゃん」というキャラクターが作られて、うちは日本橋の商店街の中でも大きなお店なので、それで協力したという事なんです」 私:「ああ、そう言うことだったんですが。 私はアレを見て、「パソコン工房はいきなりどこに向かって走り始めたんだ」とか思ったんですが・・・ そう言う訳ではなかったんですね」 担:「あははは・・・(笑 もちろん、その方面からの支持も頂けているようです。 でもあくまで日本橋の振興キャンペーンですから、商店街に来て貰わないと意味がないので、日本橋の店舗でしか販売していませんね」 【 感想 】 ○ リンク : パソコン工房 公式サイトへ ※最新のインタビュー記事は こちら をご覧下さい。 |
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