○ 展示会・発表会で担当者の方から聞いたお話
   国内メーカー系、富士通・東芝・NEC

展示会・発表会インタビュー

富士通、東芝、NECこのページでは、各地で開かれている展示会や発表会に参加した際に、パソコン販売メーカーの担当者さまから直接お聞きした話を掲載しています。

普段は解りにくい各メーカーの開発方針や販売傾向、重視しているポイント、扱っている製品の現状や今後の予定などをお聞きしています。

ただしそれぞれのお話は、あくまで会場で聞いた担当者さんのセリフなので、その会社の総意という訳ではないのでご了承下さい。
(読みやすいよう言葉/単語などを一部修正したり、複数の担当者さんのお話をまとめている場合もあります)

お話をさせて頂いた担当者の皆さん、ありがとうございました。
(以下の文章の、「担」は担当者様「私」は筆者である私のセリフです)

インタビュー パソコンメーカー


・富士通
日本の大手電機メーカー。 IT 情報サービスやスキャナの分野で最大手。
パソコンはユーザーの年齢層が高く、ユニークなモデルを販売することも。
2016年10月、パソコン事業を中国のレノボに売却することを発表した。

・東芝
日本の大手電機メーカー。 製品の信頼性を重視しているのが特徴。
個人向けの大型モデルから小型のモデルまで、製品の幅が広かったが、
現在は小型のビジネスモデルを中心にしている。

・NEC
かつて国民機と言われた PC-98 シリーズを作っていた老舗メーカー。
現在は初心者向けと言うか、パソコンに詳しくない人向けのモデルが中心。
2011年以降、レノボ傘下となり「NEC レノボ」となっている。

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART 東芝ダイレクト NEC Direct(NECダイレクト)


パソコン展示会 富士通のブースにて 2016年11月

私:「富士通さんの『パソコンメーカーとしての特徴や傾向』を教えて頂けますでしょうか?」

富士通 一体型モデル

富士通のモニター一体型 PC
テレビとして使うのを想定したモデル
※画像はクリックで拡大

担:「最近の傾向としては、モニター一体型に力を入れています。
今はテレビを繋げられる、画面の大きいものが主力ですね。
テレビとパソコンを兼ねて使って頂ける製品です」

私:「富士通さんはユーザーの年齢層が高いのが特徴だと思いますが、その点はどうなのでしょうか?」

担:「それはその通りです。 高齢者の方が多いです。
ですからそれに合わせたデザインを行っていて、前述のモニター一体型もシックなデザインにして、色も黒にするといった、派手すぎないものにしています。
また、高齢者向けのサポートや機能を重視しています」

私:「ここが得意だ、アピールポイントだという点は何になるでしょうか?」

担:「展示しているモデル(モニター一体型)だとスピーカーはパイオニアの良いものを使っています」

私:「つまり AV パソコンということでしょうか? モニター一体型以外には何かありますか?」

担:「このモデルはテレビ視聴と映像・音響に力を入れているので、AV パソコンと言えますね。
他にはペンタブレットや、2 in 1(ノート PC + タブレット)なども人気ですよ」


パソコン展示会 東芝のブースにて 2016年11月

私:「東芝さんの『パソコンメーカーとしての特徴や傾向』を教えて頂けますでしょうか?」

東芝 モバイルノート

東芝のモバイルノート
現在はこうした小型モデルに注力
※画像はクリックで拡大

担:「堅牢性に力を入れています。 素材や構造を改良し、様々な耐久テストも実施していて、壊れにくいパソコンを作っています。
価格では外資系メーカーには太刀打ちできないので、信頼性などで対抗しています」

私:「展示してあるモデルは小型のものが多いですが、従来の東芝さんは大型ノートの印象がありました。 その点はどうでしょうか?」

担:「現在は 13.3 インチのモバイル PC など、小型のものがメインになっています。
標準で光学ドライブを搭載しているのが特徴で、このサイズで光学ドライブがあるものは少ないはずです。
代わりに、17 インチの大型モデルは廃止されました」

私:「あぁ、17 インチなくなったんですか・・・ あれが東芝さんらしいと思ってたんですけどね・・・
ではもうビデオカードを搭載しているモデルもないですね?」

担:「ビデオカードがあるモデルはなくなりましたね。
17 インチモデルについては、確かに東芝らしさだったのですが(笑、今は持ち運びしやすいものを優先しています」

私:「まあ、東芝さんの重量級ノートはほとんどデスクトップでしたもんね(笑 だいぶ傾向が変わっている感じですね」

担:「今は路線を変更しています。 B to B(企業モデル)が中心になっていて、B to C(一般モデル)は縮小中です。
新モデルとしては、サーフェイスタイプ(2 in 1)のパソコンを新たに開発しています」


パソコン展示会 NEC のブースにて 2016年11月

私:「NEC さんの『パソコンメーカーとしての特徴や傾向』を教えて頂けますでしょうか?」

NEC 一体型モデル

NEC のモニター一体型 PC。
こうしたスリムなモデルが人気な模様
※画像はクリックで拡大

担:「国内メーカーなのが特徴でしょうか。 安心感を持って頂けると思います。
パソコンはスタンダードなモデルが売れています」

私:「国内メーカーと言っても、今は上がレノボですよね・・・
レノボ傘下になったことによる影響などはありますでしょうか? 」

担:「部材を共用できるため、製造コストが下がったのはメリットですね」

私:「ここが得意だ、アピールポイントだという点は何になるでしょうか?」

担:「プリインストールソフト(最初から入っているソフト)が多いところでしょうか。
パソコンを買って、すぐに様々な用途に活用することができます」

私:「以前、NEC さんはウルトラブックというか、世界最薄最軽量のモデルを発売し、そちらに力を入れていましたが、今はどうでしょう?」

担:「超薄型モデルは今でも主力製品ですよ。
こちらも進化を続けており、さらに軽く、薄くなっています。 耐久性も、出た当時は弱い部分もありましたが、今はかなり改善しています。
他にはテレビチューナーを内蔵したモニター一体型モデルも主力ですね」

私:「NEC さんが今『力を入れているところ』はなんでしょうか?」

担:「サポートには力を入れています。 修理の時の配送料は無料にしており、サポート電話も無料です。
あまりパソコンに詳しくない方でも安心して買って頂けると思います」



【 まとめ 】

最近はこういう言い方をしなくなりましたが、いわゆる「国内メーカー品」のパソコン3社。
それぞれ特色がハッキリしていて、富士通は高齢者向け、東芝は堅牢性と信頼性重視、NEC はパソコン初心者向けですね。
ただ、ここに来て富士通は NEC に近くなっている印象もあります。
というか、そろってレノボ傘下になりましたね・・・

全体として、もう個人のパソコンユーザー、ぶっちゃけ「このページを見ているような相応にパソコンを知っている人、調べようとしている人」は、対象外になっている印象の三社です。
とは言え、こういうパソコンの裾野を広げる初心者向けのメーカーももちろん必要。
また、素材や構造がしっかりしているため、耐久性とセキュリティが必要なノートパソコンは、家電メーカー品も勧められます。
パソコンが苦手だ、でも使わないといけない、もしくは定年になってこれから使いたい、だから日本企業でサポートの厚いメーカーのものにしたい、そんな人には向いています。

○ リンク :富士通(富士通 WEB MART)東芝(東芝ダイレクト)NEC(NEC Direct)


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