● トレンドマイクロ (アンチウィルスソフト「ウィルスバスター」のメーカー) 2009年2月
担:「さらに軽くなった、ウィルスバスターの 2009 年度版をご紹介しています!」
私:「私はウィルスバスターを主に利用しているのですが・・・ 2009 年度版は何が違うのでしょうか?」
担:「まず、動作の「軽さ」を大幅に向上させました。
ウィルスバスターは 2007 年版の頃は重かったのですが(と言っても当時のノートンよりは軽かったし、私的にはそんなに重かったイメージはないです)、2008 年版でメモリの使用量を50%削減して大きく改善しました。
そして 2009 年版では、そこからさらにメモリの使用量を45%削減しています。」
私:「ノートンさんの製品には、全画面でゲームなどをしている時にウィンドウを表示しないモードなどを追加していますが、そういった追加機能はないのでしょうか?」
担:「サイレントモードというものがあり、これを利用しているとウィンドウを表示しなくなります。 全画面のソフトウェアの動作中にも、その阻害をしなくなりますよ」
私:「最近は、ノートンさんは「速さ」、カスペルスキーは「検出力」を重視しているようですが・・・ ウィルスバスターの特徴というのは何でしょうか?」
担:「ウィルスバスターは・・・ 特徴がないのが特徴ですね(笑) 何かに秀でていると言う事はないのですが、バランスの取れた高い性能を持っています。
パソコンの雑誌の調査でも、検出力はカスペルスキーさんでしたが、総合性能でのナンバー1はウィルスバスターでした。
(PC Japan 2007年12月号の調査の事だと思います。 確かにこの調査では総合能力でウィルスバスターが1位でした。 調査に使われていたのは
2008 年度版です)
(最新の PC Japan 2008年12月号の調査だと、総合能力はカスペルスキーが1位、ウィルスバスターは2位になっていました)
それに、アンチウィルスソフトごとの検出力というのは、誤差程度の差しか出ないはずです。
調査の結果、どのアンチウィルスソフトでも検出力は 90 %だったと聞いていますね。 ZERO さんは 80 %だったかな」
私:「2009年版の新機能というのはありますでしょうか?」
担:「(一覧表を見せながら)キー入力を暗号化する機能(キーロガーというウィルスの対策。 最近、キー入力を不正送信するウィルスにより、ログインIDやパスワードなどを盗まれる被害が多く発生しているため、その対策)や、システムチューナーというシステムの最適化機能などが付加されています。
システムチューナーにより、パソコンの使用環境の改善を行う事も可能になりました」
私:「実際にウィルスバスターを使っていて気になるんですが・・・ 最近、アップデートしたら「お友達紹介キャンペーン」みたいなポップアップが出るようになってしまったんですけど・・・ アレ、邪魔なので非表示に出来ないですかね?」
担:「え〜、それは・・・ ちょっと出来ないかな・・・
う〜ん、まあ、あれは確かに邪魔かもしれませんが・・・(苦笑)」
(2008年末頃に出まくっていました。 さすがに不評だったのか、最近(2009年2月)は出ていませんが・・・)
【感想】
秀でた特徴がない反面、総合的に高い能力を持っているアンチウィルスソフトですね。
現在、ウィルス検出力は「カスペルスキー」や「マカフィー 」、安さは「ウィルスセキュリティZERO 」、軽さとバランスは「ウイルスバスター 」という図式になっていると考えて良いと思います。
2009年10月にも少しお話を聞きましたがさらにメモリや CPU の使用率を軽減しているようで、現在のウィルスバスターは「動作の軽さ」を追求している印象です。
なお、価格に関しては、ウィルスバスターやノートン、マカフィーは1つのライセンスで3つのパソコンにインストールできるため、複数のパソコンを使っている人やパソコンの買い換えを考えている人だと、初回購入費はカスペルスキー以外、どれを選んでもあまり変わりません。
(カスペルスキーは1ライセンスで1PCのみです。 ZERO は更新費用が無料で、一度買えばもうお金を払う必要がなくなるのが利点です。 その分、ウィルス検出力は他より低めです)
○ リンク : ウィルスバスター ダウンロードサイト へ
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